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山城物古刀最上作・渾身の一振り（ 備前池田家伝来品） 在銘【 来国俊 】蔵鞘書き有り・特別貴重刀剣

来国俊は、日本刀の刀工の流派の一つである来派の名工であり、鎌倉時代中期から南北朝時代にかけて山城国で活動した。 来派の主な刀工に「国行」「国俊（通称「二字国俊」」「来国俊」「来国光」「来国次」らがいる。 国行が来派の実質始祖である。
国行の子とされる国俊には「国俊」と二字銘に切る者と「来国俊」と三字銘に切る者がおり、古来、同人説、別人説が有ったが、近代の研究によりほぼ同人説に落ち着いた。
銘を「国俊」と切る刀工を「来国俊」と区別する意味で「二字国俊」と通称する。 「二字国俊」の作は、来国俊の作に比べ、猪首切先で豪壮な作が多い。 弘安元年（ 1278 年）銘の太刀があり、おおよその作刀年代が知られる。 小太刀もあり、徳川美術館所蔵の「名物鳥養国俊」（重要美術品）は大変に出来が優れる。
来四代はいずれも「国宝・重要文化財」指定が多々ある、日本刀名跡の中でも最高位に位置する刀工一族であります。 初代から四代まで、令和の御代においても絶大な人気を誇る有名刀工一族です。

本刀は折り返し銘「来国俊」在銘刀、総体に十分なる健体を保ち、地鉄板目一層古雅にして麗しく、鎬に沿って表裏鮮明なる来映り表れる。 刃は腰低直刃、刃中高低差ある足よく入り、帽子焼き詰めとなる。 茎錆色極めて宜しく、折り返し銘が雅味溢れる書体で刻まれています。 本作（ 備前池田家伝来品 ）であり、白鞘には蔵鞘書き有り、特別貴重刀剣認定書が付属しています。 保存状態極めて良好で「来国俊」の秀作ともいえる名品だと思います。

本刀は委託品でございますが、なるべく売り切らせて頂きますので、皆様のご入札をお待ち致しております。
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長さ・・・・2 尺1 寸6 分
元幅・・・・約3.0 ｃｍ
先幅・・・・約2.8 ｃｍ
元重・・・・約6.2 ｍｍ
先重・・・・約4.9 ｍｍ