雅虎拍卖号：t1168426258

开始时间：01/07/2025 22:08:15

个 数：1

结束时间：01/14/2025 21:01:34

商品成色：二手

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最高出价：8*a*f***

出价次数：182

伝久能山東照宮御神宝『備前福岡一文字吉房』鎌倉時代中期の大巨匠 本阿弥光忠折紙 古鞘書 得能一男鑑定書 昭和26年千番台大名登録品

鎌倉時代中期の福岡一文字派は華麗で絢爛たる大丁子乱れの作風を展開するに
至りました。なかでも吉房は助真や則房とともに最も大模様な乱れ刃を焼き上げて
います。その華やかさから重花丁子は備前伝の頂点に君臨しています。時は鎌倉時代中期、
まさに日本刀黄金時代の福岡一文字派全盛期を代表する巨匠の一人として知られています。
彼の作刀には国宝「岡田切り」をはじめとして数多くの名作が残されています。
この刀は鎬造、庵棟、身幅やや広く、元先の幅差があまり目立たず、重ね厚く、反り
やや浅めについて、切先は中切先が延びごころとなっています。鎌倉時代中期の豪壮な姿ながらも
品の高さがある造り込みになっており、吉房の一流らしい技量の高さが示されていると思います。
鍛えは板目肌に杢が交じり、地沸が細かによくついて、映りが現われる抜群の
福岡一文字らしい鍛えになっていると思います。刃文は丁子、互の目など多種の刃
が交じり、焼き高く華やかに乱れて、飛焼きかかり、匂深く、足や葉がよく入って、匂勝ちに
小沸ついて、金筋や砂流しがかかり、働き豊富で一文字の中でも最高峰と言える華麗な
丁子刃を見事に焼き上げていると思います。帽子は乱れ込んで返っています。
表裏に棒樋が彫られています。茎は大磨上無銘です。久能山東照宮の御神宝であった
という一振りです。鞘書には御神宝之太刀とあり、宝五番と番号があります。
徳川家康の遺命によって彼が埋葬されたのが久能山東照宮です。その久能山に
あったという吉房の刀です。明治維新後に世に出たのではないかとお聞きしております。
本阿弥家十三代目の光忠の折紙が付属しています。特に彼の折紙は古折紙と称されており
その権威は現代においても揺るぎないものがあります。昭和平成を代表する刀剣研究家で
あった得能一男の鑑定書が付属しています。静岡県の旧家旧蔵品で昭和２６年の
大名登録品となっています。華麗な丁子刃を見事に焼き上げた素晴らしい一振りで
名物級の出来であると思います。

長さ/二尺一寸八分五厘　反り/五分
元幅/27.6mm 元重/6.8mm 先幅/20.8mm 先重/5.3mm　刀身のみの重量570g
計測数値の誤差はご容赦下さい。

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