☆ 特別貴重刀剣 ☆ 『初代肥前国忠吉』
新刀最上作にして最上大業物 寒山鞘書
躍動感溢れる倶利伽羅宗長彫 身幅広く帽子伸びる慶長新刀体配
初代肥前忠吉は龍造寺家家臣・橋本道弘の子として元亀3年に生まれ、
父親の戦死により家が断絶したため刀匠に転身し、
慶長元年に上京後、山城国の埋忠明寿の門人となり刀工としての技を磨きました。
慶長3年に帰国し佐賀城下町に居を構え、鍋島勝茂から戦功ある家柄であったという事で改めて取立てられ、
代々藩工として九代まで栄えた日本刀史上屈指の名門です。
制作時期により、五字忠吉銘・秀岸銘・住人銘・改銘後の忠廣銘に分かれており、
肥前国住武蔵大掾藤原忠廣などの銘があります。
肥前忠吉を愛刀としていた著名人は多く、
勝海舟・坂本龍馬・岡田以蔵・萬屋錦之介(俳優)・佐田の山晋松(力士)等で、
「愛刀百華選164頁・165頁」にて紹介されています。
本作は身幅広い生ぶ茎在銘初代忠吉、先幅落ちず帽子伸びる所謂慶長新刀体配の典型作です。
地鉄板目精緻に良く詰み、刃は初代以降肥前刀の伝統となる直刃、刃中小足良く入っています。
宗長彫の倶利伽羅が実に見事で、鱗の一枚一枚までが躍動感に溢れています。
裏に護摩箸と梵字の彫り物があります。茎生ぶで五字忠銘、典型的な肥前茎です。
日本美術刀剣保存協会の特別貴重刀剣認定書が付属し、鞘には昭和を代表する鑑定家、
佐藤寒山先生の鞘書があります。身幅広い慶長新刀体配の堂々たる初代肥前忠吉です。
長さ 70.7㎝ |
反り 1.8㎝ |
元幅 約3.15㎝ |
元重 約6.7㎜ |
先幅 約2.2㎝ |
先重 5.0㎜
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