
肥前国住近江大掾藤原忠広は五字忠吉として有名な初代忠吉の嫡子であり二代忠吉とも呼ばれますが、その生涯を忠吉と名乗らず忠広として作刀をした刀工です。
慶長十九年に生まれ寛永十八年に近江大掾を受領。
元禄元年没(享年八十歳)寸前まで槌を揮い数多くの優品を遺します。
忠広は備前刀の礎を磐石にした功労者であり家伝の直刃の他、独特の肥前足長丁子を創始した立役者でもあります。
本刀は元幅と先幅の差があまりない豪壮な造り込みで肥前刀独自の見処がある忠広屈指の作品となります。
地鉄は小糠肌の中に砂金を撒いたように美しく鞘を払うと冴えが目に飛び込んでくる素晴らしさです。
覇気のある力強い乱刃に刃先まで伸びる足長丁子は見事としか言いようがありません。
また白鞘は特注品で殆どアタリが無く保存状態が良いことが伺えます。
所持されている方は高齢となられ日本刀を心より愛する方へ是非お譲りしたいと強く願っておられます。この機会に是非ともよろしくお願いします。
先幅 約23.6㎜
先重 約6.0㎜
元幅 約32.7㎜
元重 約7.6㎜
重量 約895g
ご落札後3日以内にご入金をお願いします。
商品を受け取られてから20日以内に都道府県の教育委員会に所有者変更の届出をお願いします。
できるだけスムーズにお取引ができるように心がけますので、どうぞよろしくお願いします。
※こちらが希望する価格に大きく届かない場合は、オークション終了間際に取り消しを行う場合があります。予めご了承下さい。