「リメイク映画の創造力」
北村匡平 / 志村三代子 / 小川佐和子 / 水声社
定価: ¥ 3,520
小津安二郎、黒澤明、溝口健二ら世界的巨匠の名作から、『スター・ウォーズ』『マグニフィセント・セブン』などハリウッドの超大作、そして『リング』などジャパニーズ・ホラー、さらには『ゴジラ』まで……時代/国境を越えて再創造される映画のダイナミズムをひもとき、「映画を観る」という身体経験を問い直す。映画研究の第一線で活躍する豪華執筆陣による、本邦初の本格的リメイク映画論。
映画創造の胎動を映画監督/プロデューサーという二つの側面から活写する、塚本晋也氏(『鉄男』『KOTOKO』『野火』)、市川南氏(『世界の中心で、愛をさけぶ』『永遠の0』『シン・ゴジラ』)へのロングインタビューも特別収録!
※ うす汚れやコスレ傷など、ごく常識レベルの使用感があります。大きな傷みのない、良好な状態の中古本です。書き込みありません。
■目次
リメイク映画論序説―再映画化される物語/北村匡平
1 初期日本映画における外国映画のリメイク―『憲兵モエビウス』から『大尉の娘』へ/小川佐和子
2 システムと才能―一九五〇年代大映における溝口健二、リメイク、ジャンル形成/木下千花
3 小津調にとってリメイクとは何か―『浮草物語』『浮草』に見る映画史との格闘/渡邉大輔
4 「戦争映画」から「体感映画」へ―『野火』の再映画化をめぐって/志村三代子
5 神の沈黙を可視化する―映像テクストによる『沈黙』の(再)解釈/北村匡平
6 黒澤明監督作品のリメイク・翻案における「男同士の絆」のゆくえ/鷲谷花
7 お化けという運動―怪談映画の死と再生/川崎公平
付録(塚本晋也インタビュー―戦争文学の再創造;市川南インタビュー―六三年目のゴジラ)
【管理用】
1079PS4615b
リメイク映画の創造力 北村匡平/編 志村三代子/編 小川佐和子/〔ほか著〕