拍卖号：e1201867711

开始时间：09/28/2025 17:04:29

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结束时间：10/05/2025 20:54:47

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刃長52.8㎝　反り0.8㎝
元幅3.25㎝　元重0.71㎝
先幅2.79cm 先重0.5cm

鎬造、身幅広く、重ねの割に手持ち確りとしている。反り浅く、鋒大きく延びて大鋒となり、
鎬地卸した戦国期の如何にも物斬れそうな大段平刀。
刃文直ぐ調小乱れ。やや匂い深く大小の沸が程良く絡んで刃中明るく冴える。
小足随所に入り、鎌倉時代中期の豪壮な城州来国行の大太刀を彷彿させる覇気に満ちたもの。
板目肌大きく流れて肌目が浮き立つ。
刃中に1箇所小傷があるだけで研減を殆ど感じないほどの健体を保っている。
大磨上無銘、公益財団法人日本美術刀剣保存協会保存鑑定書付き「同田貫」照会確認済み
研身、白鞘入り、銅一重ハバキガタ付き無し。白鞘は朴木ではない様だが大変収まり良く保存に支障ないと思われる。

肥後を代表する名工同田貫の豪刀です。
胴田貫とも呼称され横たえた胴体を田んぼごと斬り貫いてしまったという逸話などで数多くの著名人、愛好家に愛され、 時代劇の登場人物の差し料によく登場するなど大人気の同田貫である。 業物刀工としての名声のみならず功績により加藤清正公より名前の清、正の字をそれぞれ与えられた清国、正国（上野介）をはじめ何れもが野生を感じさせる戦国を象徴する作域を呈し、単純に名前や逸話のみで人気を博するだけで無いことは明白である。
無銘鑑定であるが同田貫の特徴が顕著に現れており極めが変わる事も有り得ない。鎌倉期の豪壮な大太刀を磨上げた様な姿も相まって実美を兼ね備えた見事な一振りである。