素人ながら日本刀やナイフの収集をしておりましたが、諸事情により終活に向けてコレクションを整理しております
同好のかたにお譲りしたいです
銃砲刀剣類登録証番号 大阪府第6411号・昭和26年7月13日発行
種別 脇差
長さ 一尺八寸三分0厘
反り 四分0厘
目釘孔 2個
銘文「播磨大掾藤原忠国」
全長 71.5cm
刃長 55.5cm
鋒長 3.5cm
茎長 16.1cm
反り 1.2cm
元幅 3.12cm
元重 0.63cm
先幅 2.14cm
先重 0.42cm
刀身重さ 573.0g
大阪大名登録刀です。新刀の名工である「播磨大掾藤原忠国」の脇差です。
大乱れ刃紋で、砂流しや金線など見られ、脇肥前らしい華やかな出来です。大阪の大名登録刀
で、最初期の登録ですのでかなりの大名が所持していた脇差だと思います。小さい錆跡はありますが、刃こぼれや刃切れや膨れなどの欠点はありません。
鍛え肌や刃紋が素晴らしいので、新刀が好きなコレクターにいいと思います。
白鞘は補修跡があります。袋に穴を見つけてしまいましたので、写真の刀袋とは別の袋にお入れします。
播磨大掾藤原忠国 業物 新刀上作
播磨大掾藤原忠国、本工の忠国は、初代忠吉の弟である吉家の子で名は橋本六郎左衛門。初名は広則。
寛永十一年1634年に播磨大掾を受領し、忠国と改名します。はじめ播磨大掾の磨を摩と刻銘しま
す。
寛永ころから寛文にかけて作品が残されています。老後は播磨入道休鉄と称しました。播磨大掾藤原
忠国、肥前住播磨大掾藤原忠国、肥前住播磨入道藤原休鉄などと銘切りしました。彼は肥前国の脇肥
前と呼称される一派の中でも特に抜きん出た存在であり、虻の目と云われる独特の互の目刃を焼くこ
とで有名な刀工です。
忠国は、蓮池藩(はすのいけはん:現在の佐賀県佐賀市蓮池町)・鹿島藩(かしまはん:現在の佐賀
県鹿島市)と共に、佐賀鍋島家の3支藩のひとつに数えられていた小城藩(おぎはん:現在の佐賀県小
城市)でのお抱え鍛冶として活躍しました。
本刀は、忠国の特色をよく示している1振で、その刃文は、互の目に丁子・角張る刃や矢筈(やはず)
などを交えて華麗に乱れ、その焼刃の谷には砂流し・金筋が大いにかかり、匂口もよく冴えています。
彼の晩年における良作のひとつです。
あとは写真と画像を見て判断下さい質問はわかる範囲でお答えしますので、入札前にお願いします。
※注意事項※落札後は大阪府教育委員会に名義変更届を出してください。
よろしくお願いします。