
大阪市立大学法学叢書 58
「性表現の刑事規制 : アメリカ合衆国における規制の歴史的考察」
三島聡 / 大阪市立大学大学院法学研究科 / 有斐閣
定価: ¥ 7,700
表現をめぐるアメリカ合衆国の刑事規制は,歴史や時代状況を反映しつつ展開されてきた。本書は,日本の判例・学説に影響を与えてきたアメリカの判例理論を,その背景にある歴史的な動きをふまえつつ分析。ネット時代の性表現規制の課題をさぐる労作である。
※主に外面(カバーや裁断面)ですがうっすら汚れやコスレ、小じわなど、通常レベルの使用感があります。大きな傷みのないスッキリとした良好な状態です。
■主要目次
第1章 植民地時代──規制前史(1)
第2章 独立戦争後南北戦争まで──規制前史(2)
第3章 南北戦争後第1次世界大戦まで──規制の整備・本格化
第4章 第1次世界大戦後第2次世界大戦まで──規制の緩和傾向
第5章 第2次世界大戦後1950年代半ばまで──議会・執行機関等による規制強化と裁判所の規制緩和傾向
第6章 1950年代半ばから60年代半ばまで──ロス判決の法理の展開
第7章 1960年代半ばから60年代末まで──最高裁による規制利益の具体化
第8章 1970年代前半──最高裁による規制利益の具体化の否定・道徳的規制への回帰
第9章 1970年代後半から90年代半ばまで──社会における規制強化の動き,現状維持的な最高裁の基本姿勢
第10章 1990年代半ば以降──インターネット時代の規制
【管理用】
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