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『巷談 本牧亭』（ちくま文庫）は、作家・劇作家であり、落語評論家としても知られる安藤鶴夫（あんどう つるお）氏の著作です。本書は、東京・上野にあった寄席「本牧亭」を舞台に、落語家、講談師、常連客、そして亭主など、寄席に集う人々の人間模様を描いた作品集です。
書籍の詳細情報:
タイトル: 巷談 本牧亭
著者: 安藤 鶴夫
出版社: 筑摩書房（ちくま文庫）
刊行日: 1992年3月24日 第一刷 絶版
ISBN: 978-4-480-02608-8
ページ数: 368ページ
判型: 文庫判
定価: 748円（税込）
内容紹介:
本書は、上野の寄席「本牧亭」を中心に、そこに集う芸人や客たちの哀愁漂う人間模様を描いた作品集です。客席、舞台、楽屋裏が一体となった寄席の雰囲気や、芸人たちの生活、常連客との交流など、昭和の寄席文化を生き生きと描写しています。本作は、直木賞を受賞した作品としても知られています。
著者について:
安藤 鶴夫（1908年～1966年）は、東京出身の作家・劇作家・落語評論家です。早稲田大学文学部を卒業後、新聞記者や編集者を経て、作家活動を開始しました。落語や寄席文化に深い造詣を持ち、その知識と経験を活かした作品を多く執筆しました。本書『巷談 本牧亭』で第52回直木賞を受賞しています。
『巷談 本牧亭』は、昭和の寄席文化や人情に触れたい読者にとって、貴重な一冊となるでしょう。
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