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佐佐木信綱の校注となる、「新訂 新古今和歌集」（岩波文庫）です。状態は未使用に近く、非常に良好です。2007年・第88刷。送料は、クリックポストで185円です（※厚さ2cm以下の文庫本は、合計１㎏を超えない範囲で計4冊程度まで同梱可能です）。　

★内容：　全20巻。万葉調・古今調と並んで、三歌風の一典型を作った勅撰和歌集。俊成は余韻・余情の世界を統合して幽玄の世界をうちたて、定家は幽玄の世界を分析して有心を設定した。現実の暗さから逃れるために自然観照へと集中しその技巧は極限にまで達した。連歌や芭蕉に多くの影響を与え、芭蕉の「わび」もこれを起点としている。

★編者、佐佐木信綱は1872年（明治5年）、三重県生まれ。歌人・国文学者。文学博士。歌人でもある父、佐々木弘綱に教えを受け5歳にして作歌。東京帝国大学文学部古典講習科で学び、16歳で卒業。短歌結社「竹柏会」を主宰し「心の花」を創刊。和歌革新運動をおこし、木下利玄、川田順、前川佐美雄、九条武子、柳原白蓮、相馬御風など、多くの歌人の育成にあたった。歌集として『思草』、『新月』、『常盤木』、『天地人』、『山と水と』などを刊行。また国文学者として『新訓万葉集』、『評釈万葉集』などのほか、歌学史研究の『歌学論叢』、『日本歌学史』、『和歌史の研究』などを刊行した。貞明皇后らの皇族に和歌を指導した。帝国学士院恩賜賞、朝日文化賞を受賞。第1回文化勲章を受章。文化功労者。1963年死去（享年91）。

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