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『長谷川伸論――義理人情とはなにか』(岩波現代文庫 文芸 84)は、映画評論家・佐藤忠男氏による評伝で、2004年5月18日に岩波書店から刊行されました。本書は、大衆文学の巨匠・長谷川伸の作品を通じて、日本人の情感の根源に迫る内容となっています。
書籍の詳細情報:
タイトル: 長谷川伸論――義理人情とはなにか
著者: 佐藤 忠男
出版社: 岩波書店
シリーズ: 岩波現代文庫 文芸 84
発行日: 2004年5月18日
ISBN: 978-4-00-602084-2
ページ数: 355ページ
判型: 文庫判
内容紹介:
本書では、「瞼の母」や「一本刀土俵入」など、見捨てられた者の悲哀と意地を描いた長谷川伸の作品を分析し、その核心にある義理人情を探求しています。佐藤氏は、生活者のモラルを問い詰め、日本人の情感の根源に迫るとともに、口先だけの知識人への怒りを込めて、迫真の力作評伝を描き上げています。
目次:
1.忠誠心の二つの道
2.一宿一飯ということ
3.下層社会の「いき」の構造
4.命令と良心
5.明治の教育と負い目の倫理
6.男であるということ
7.ウィリアム・S・ハートと股旅
8.スタンバーグ、チャップリン、ベルイマンと人情
9.見捨てられた者たちのために
10.芸能と情操における階級闘争
11.苦労人の立場
12.義理と意地
13.制度と化した意地
14.ふたたび、一宿一飯ということ
15.稲垣浩、三村伸太郎、山中貞雄と任侠
16.「孝」と「忠」について
各章では、長谷川伸の作品やテーマを深く掘り下げ、義理人情の概念や日本人の情感について多角的に考察しています。
著者について:
佐藤 忠男(さとう ただお)氏は、1930年新潟県生まれの映画評論家で、国鉄職員、電電公社社員、『映画評論』『思想の科学』編集長を経て、映画評論家として活動を開始しました。以後、文化、教育全般にわたる幅広い評論活動を展開し、日本映画学校校長も務められました。
本書は、長谷川伸の作品を通じて、日本人の情感や義理人情の本質を探求したい読者にとって、貴重な一冊となるでしょう。
本書の初版は昭和43年6月10日に発行されました。
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