19.4×15㎝
全46丁
【題箋】『俳諧秘問集』
【内容】
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※短尺寸法平人之法 1丁表
堂上方、御製御宸筆筆、俳諧發句、口傳之法、短冊書様之事等々、用途、書く人などによって細かく書式が決めてある。
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※二十五箇條目録 4丁表
二十五箇條 5丁表~27丁裏
跋 于時元禄七(1694)申戌六月日 芭蕉庵桃青 在判
去来丈 28丁表
雲裡先生於旅窓秘事以一昼夜採?筆
寬保二(1743)壬戌春正月写之 雨後亭主人 白莫
雨後亭白莫先生之以許校而宝暦三(1753)癸酉卯月許写之 水月軒主 松峩 28丁裏
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※句評 29丁表
【因みに】各句について評している部分と考え、便宜上「句評」とした。
例
夕立や袖首(?)中に大井川 28丁裏
辛崎の松は花より朧にて 32丁裏
等々
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※各論 33丁表~45丁裏
【因みに】「一 云々」等の部分を便宜上「各論」とした。
例
一正花の事 33丁裏
一切字なしの事 34丁表
一切字はキルかため也~後略 37丁表
一春雨は淋しく五月雨はうつとして時雨はかなし~後略 38丁表
一匂いの花は發句する者にかきる也~後略 41丁裏
源氏三ヶの傳 42丁裏
徒然の三ヶ傳 43丁表
二句一意 43丁裏
等々
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【刊期等】この部分、『二十五箇條』の跋にもあり。
寶暦三(1753)癸酉卯月日 水月軒 松峩 46丁裏
【参考】この本を購入したとき「仙台藩内伝来」と但し書きあり。してみれば、「仙台藩内」に俳諧に関する本がいろいろあって、それらから、短冊の書式や、俳諧の理論を示してある『二十五箇條』等を抜き出したのではないかと思われる。
他に、「仙台藩内伝来」で俳諧関係の本として『五元集』「享:五元集」、「貞:五元集拾遺」が手元にある。
※全体的に、経年によるくすみ、囓り、汚れあり。
※経年による紙の劣化、変色、斑点状の染み、多数あり。
※梱包材の再利用に努めています。ご理解下さい。
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