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このくにの行方 対論初版　筑紫哲也

この国の明日はどうなるのだろうか。各界のリーダーたちが、この国の明日を語る。カルロス・ゴーン、養老孟司、野中広務、緒方貞子、奥田碩、北野武、出井伸之、加藤周一の各氏。

時代のリーダーたちが語るこの国の明日。

目次
カルロス・ゴーン―新たなグローバリズム
養老孟司―脳から身体へ
加藤周一―日本文化と日本語を守る
緒方貞子―不公正が難民を生む
奥田碩―追いつかれる日本
野中広務―しのびよる危機
北野武―「裸の王様」を笑う
出井伸之―モノづくりが変わる


レビューより
対論の相手は、カルロス・ゴーン、養老孟司、加藤周一、緒方貞子、奥田碩、野中広務、北野武、出井伸之。対論の相手もいいし、うまく核心の話を引き出す筑紫さんもいい。


筑紫哲也による２００２〜３年の対論集であるが、今と問題がさほど変わっていない様に感じた。というより今発売されていてもおかしくない。個人的に養老孟司、加藤周一、野中広務、北野武との対論を面白く読んだ。筑紫さんが元々好きであったのもあり手に取ったのだが、対論していく際に「この国のどこに希望があるのか」「どこに突破口があるのか」という事を絶えず聞いていく姿勢が好きだ。