【商品概要】
●商品名 :【美品】新潮新書1063 「「それってあなたの感想ですよね」 論破の功罪」 物江潤_著 2024年10月20日発行 クリックポスト利用又は匿名配送可
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― 購入後、自宅外への持出等なく、一度通読したのみでほぼ新品の状態です
●内容紹介 :
― 若者はなぜひろゆきに魅了されるのか――
― 挑発的な物言い、過剰なエビデンス主義、旧来からつづく規範の軽視――
― とかく相手を「論破」することを是とし、かつ煽る「ひろゆき氏的な思想」が若者たちを魅了している
― しかし、その行き着く先にあるのは、SNSでの誹謗中傷、過激ユーチューバーに外食テロ、FIREブームなど、現代特有の社会問題の数々である
― ニーチェや三島由紀夫ら先人の思想をもとに、この危うい思考スタイルを乗り越える道を示す
(目次)
序章 Z世代と年賀状
第1章 ひろゆき氏的な思想とはなにか
整形を厭わない女子高生 存在の耐えられない軽さ 努力神話の欺瞞
本音と不謹慎に潜むリスク 全人的教育はもう無理
「開かれた学校」の末路 格差を認める思想
「自分を信じず、努力もしない」受験指導法 入試改革に見る新自由主義経済
「それってあなたの感想ですよね」の落とし穴 ニーチェが予言したひろゆき氏の存在
第2章 規範が消えた世界で起こること
ポスト規範としての「空気」 DMで告白するZ世代 モノサシが違いまんねや
外食テロと脛に疵持つ大人たち 誹謗中傷モンスターを生む仕組み
見たくないけど、見てしまう 「勉強垢」と承認欲求の罠
過激YouTuberが欠く「不謹慎の倫理」 スピリチュアルに癒される
笑えない陰謀論の話 「人の夢に便乗」でもいい 推しとの距離感が大事
推し活と永遠回帰 やっぱり主人公になりたい人は
「人生は暇つぶし」思想の行きつく先 コンプライアンスが破壊するもの
第3章 感想を復権する
そのデータ、本当に読み解けますか お気持ち論理学の危険性
ロジカル過ぎてバカにされる小泉構文 理不尽な留年通知のナゾ
賞味期限切れかけの議論モデル 「普遍から普遍」ではなく「仮定から限定」へ
匂わせ炎上に見る「灰色は黒」の感覚 Z世代が昭和に憧れる理由
数学者が重要視するのは「感想」 クールな共生をするZ世代
現代社会を生き抜くためのヒルベルト的発想法
終章 空白の蓄積というレガシー
三島由紀夫への異論 『文化防衛論』の明らかな濁り 三島らしからぬ矛盾
サンタクロースと数学の共通点 ザインとしての天皇、ゾルレンとしての天皇
論理的であるためにこそ「感想」が必要 FIREの先に待ち受ける現実
ニーチェが本当にしたかったこと 推し活で超末人を目指す
「人生は無意味」と嘆く若者たちへ 論理抜きに断言できることを増やせ
「これでいいのだ」とは言えなかった三島 「あやふやな猥褻な日本国」の強み
一にして多、多にして一
●著者紹介 :
― 物江潤(ものえ・じゅん) :1985年(昭和60)年、福島県生まれ。早稲田大学理工学部社会環境工学科卒。東北電力、松下政経塾を経て、現在は福島市で塾を経営する傍ら社会批評を中心に執筆活動に取り組む。著書に『空気が支配する国』『デマ・陰謀論・カルト』など
「それってあなたの感想ですよね」 論破の功罪 (新潮新書 1063) 物江潤/著