高野 実
~(1901~1974)東京市生れの労働運動家。1922年、日本共産党に入党。1934年、日本労働組合全国評議会結成に参加。
1946年、全国金属産業労働組合同盟、日本労働組合総同盟に参加。1950年、総評が結成される。
1951年、総評の初代事務局長に当選すると、(1)全面講和(2)中立堅持(3)軍事基地反対
(4)再軍備反対の「平和四原則」を採択。反共労働組合を目指したGHQの意向に反し左旋回させ、
「ニワトリがアヒルになった」と驚嘆される。しかし、急激な反転に反対勢力が盛り上がり、
1955年の事務局長選に敗退。1956年、日本共産党に入党するも、1968年、除名処分を受ける。
1974年、肺結核のため死亡、享年73。戦後労働史に燦然と輝くも、急激な左社化の反動に潰滅。
書名:高野実著作集 ◇ 第2巻
著者:高野 実
監修:大河内一男/市川 誠/黒田寿男/島上善五郎/中島健蔵/沼田稲次郎/日高六郎/松尾 喬
編集委員:清水慎三/加藤長雄/清水 一/高島喜久男/龍井葉二/中島正道/藤田若雄/松本健二/村上寛治/
◇高野 孟/津村 喬
装丁:秋山法子
発行所:柘植書房
発行日:1976年12月25日 第1版第1刷発行
定価:3,000円
所収:Ⅰ;マ書簡についての正しい理解と緊急対策 / 団結への巨歩 / 九原則に就いて /『労働』主張集 Ⅰ 他 /<資料>/
Ⅱ;労働組合右翼支配の陰謀 / 新産業と総同盟との即時合同の提唱 /『労働』主張集 Ⅱ 他 /<資料>/
Ⅲ;輝やく新年労働運動 / 愚かな総評ぶちこわし論 / 九州走りある記 /『労働』主張集 Ⅲ 他 /<資料>/
Ⅳ;統一戦線の展望と組織問題/当面の基本任務/新産別の批判に答える/『労働』主張集 Ⅳ /<資料>/
Ⅴ;朝鮮事件と労働運動 / アジアの労働運動の立場 / 我ら民族の柱たらん /『労働』主張集 Ⅴ 他 /<資料>/
Ⅵ;前進する統一政策 / ニワトリからアヒルへ /『労働』主張集 Ⅵ /『総評』主張集 他 /
〇 解説(中島正道/龍井葉二/清水慎三)/
参考:帯あり(破れ等)。箱、小口・天・地、本文等に汚れ・ヤケ等あり。四六判。P557。780g。 ≪古本購入≫
レターパックプラス(追跡あり・手渡)600円。取置(1週間)・ゆうパック等で同梱可。
★終活のため処分しております。