神谷美恵子
(1914~1979)岡山市生れの精神科医、翻訳家、随筆家。ハンセン病患者の病状に強い衝撃を受け、医学、
のち精神医学に向かう。「戦時中の東大病院精神科を支えた三人の医師の一人」「戦後のGHQと文部省の
折衝を一手に引き受けた人」「美智子皇后(当時)の相談役」と言われた。英語、ラテン語を習得し、
マルクス・アウレリウスの『自省録』を翻訳、渡英してヴァージニア・ウルフの病跡を調査するなど、
精力的に活動するも、1972年、心臓を悪くして入退院を繰り返し、1979年、心不全のため死去、65歳。
書名:神谷美恵子著作集(1980年:みすず書房版)[7]~ 精神医学研究1
著者:神谷美恵子
発行所:みすず書房
発行日:1990年5月10日 第5刷発行 (1981年9月30日 第1刷発行)
定価:1,545円
所収:精神医学研究1 ;
一、フランス精神医学に於ける automatisme mental (精神自動症)に概念 ー精神病理学史的考察ー /
二、癩に関する精神医学的研究 /
三、現代精神医学に於ける二つの主要動向について ー欧米及び日本における社会的・人間学的アプローチー /
四、主婦の精神医学 /
五、「神聖なる病について」に関する精神医学史的考察 /
六、限界状況における人間の存在 ー―癩療養所における一妄想症例の人間学的分析ー /
七、最近の精神医学史 /
八、構造主義と精神医学 ーLevi-Strauss, Lacan, Foucault の思想とその影響ー /
参考:帯なし。ジャケ、小口・天・地、本文等に少汚れ・ヤケ等あり。四六判。P267。330g。 ≪古本購入≫
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