拍卖号：d1171014957

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【所 見】

• 題 材：金梨子地塗鶴松文蒔絵刀掛
• 作 者：不詳
• 内 容：木製、金梨子地塗、夫婦鶴文平蒔絵、松樹文高蒔絵
• 時 代：江戸時代
• 縦 長：約三十三・五〇糎（センチメートル）有之（足部底辺から掛部頂点迄の長さ）
• 横 長：約三十五・一〇糎有之（掛部から掛部迄の長さ）、約三十七・六〇糎有之（足部から足部迄の長さ）
• 奥 行：十五・三〇糎有之（足部の奥行長さ）

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【特 徴】

以前出品した金梨子地葡萄文高蒔絵太刀掛と共に鹿児島縣都城市に於いて入手した「金梨子地塗鶴松文蒔絵刀掛」をご紹介したい。本作は刀掛としては珍しい一段掛の一品で清澄な金梨子地塗に夫婦鶴と松樹を主題とした華麗な絵画的世界を平蒔絵・高蒔絵で意匠している。大胆な構図で仲むずましい番いの鶴と雄大な松樹が存分に明示されており画面には清澄な雰囲気が満ちている。鶴と松の図案は古来めでたい好画題として用いられており実に縁起が良い。特筆する点はその保存状態にあり江戸時代迄遡る程の古い刀掛でありながら金梨子地・蒔絵の剥離が無く健全で良いコンディションを保っており大切に伝わって来たことが推察される。滅多に出回らない名刀掛であり家傳の名刀を飾る刀装具として是非ともお勧めしたい。※原則として貴重な文化財として手入れ・保存が出来る御方ルールを守れる御方のみご参加下さい。評価の低い方・新規入札の方は必ず質問欄より購入のご意思をお示し下さい。ノークレーム・ノーリターンとさせて頂きます。