フリードリヒ・ヴィルヘルム・ニーチェ
~ (1844~1900)ドイツ・プロイセン王国ライプツィヒ近郊の小村生れの思想家、古典文献学者。ルター派牧師の子と
生れ、5歳で父を、翌年、弟を失う。ボン大学では神学部と哲学部に籍を置き、文献学をリッチュルに
師事。リッチュルがライプツィヒ大学に転属すると、ニーチェもライプツィヒ大学に転学。1969年、
ニーチェは24歳で、博士号も教員資格もないまま、師リッチュルの強い推薦で、スイス・バーゼル大学
に招聘され、翌年、正教授となる。赴任する時、プロイセン国籍を放棄し、スイス国籍を取得するのを
忘れ?、以後、無国籍者となる。1872年『悲劇の誕生』(再版以降の表題)を出版するも、批判殺到。
以後、ワーグナー、ルー・ザロメ、ショーペンハウエル主著との出会い・訣別を経て、1881年、スイス
のシルス・マリアで永劫回帰の啓示を受け、2年後、主著『ツァラトゥストラはかく語りき』を出版。
1889年、トリノで錯乱状態となり、母、のち妹エリーザベトが看病。1900年には死を迎えた、が死後
刊行された『力への意志』は妹により歪められており、決定版全集では「贋作」とされている。
ニーチェは反ユダヤ主義に反対していたが、反ユダヤ主義の妹は胡麻化してニーチェをナチスに売り
渡した。永劫回帰、アモール・ファティ、「神は死んだ」・・・。以後、多くの哲学者がニーチェに
悩み考え、死後百年を経ても、未だに彼を正統に理解できていない・・・と思う。
書名:NIETZSCHES GROSSER MITTAG
著者:Karl Schlechta
発行所:VITTORIO KLOSTERMANN FRANKFURT AM MAIN
発行日:?年
定価:?
所収:Vorbemerkung / ≫ Nacht ≪ und ≫ Mitternacht ≪ in den Aufzeichnungen des jungen Nietzsche / Der Ubergang /
Der antike ≫ Mittag ≪ / ≫ Der grosse Mittag ≪ in ≫ Also sprach Zarathustra ≪ / Ausklang und Nachtrag
参考:帯なし。小口・天・地、本文等に少汚れ・ヤケ等あり。蔵書印あり。A5判。P84。120g 。 ≪新本購入≫
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