当店の古い在庫品

【竹清堂(ちくせいどう)】
創業明治四十年、竹工芸品を制作、販売
1907年明治40年 田中商店として杉並区の下高井戸宿近くの甲州街道沿いに店を構える
2022年令和04年 春にはより良い環境を求め、工房兼店舗を東京から山梨県北杜市へと移転
2025年令和07年 現在、創業118年
【初代 田中喜助】
創業当時は人々の生活に竹籠はとても身近な存在で、様々な竹のざるや特注の籠などを手がけてきました。
当時、竹清堂が店を構えた甲州街道沿いには沢山の竹細工屋があったそうです。
【2代 田中清】
時代には高度経済成長に伴い身近な道具が自然素材から石油製品に変わっていきました。
同業の籠屋が減っていく中、清は生き抜くためにこれまでの技術を応用して竹で造形物を作る事を考えます。
店の屋根に置かれた六つ目編みで作った白鳥が、人々の目を引き、その後沢山の造形物を作り、様々な需要に答えました。
清が残した写真には数え切れないほどの竹の造形物が残っています。
【3代 田中旭祥】 これまでの竹細工から、より高度で繊細な技術を身につけ、工藝品の制作に携わってきました。
30代から挑戦を始めた日本伝統工芸展に現在に至るまで40年以上、作品が入選・入賞しています。
平成20年 春の褒賞の芸術部門にて紫綬褒章を受賞します。
昭和22年 東京生まれ
昭和47年 早稲田大学文学部卒業
昭和51年 大分県立高等技術訓練校:竹工芸科卒業
昭和54年 第19回伝統工芸新作展以後連続・55年27回日本伝統工芸展初入選
東京都教育委員会賞・三越賞・MOA美術館・日本工芸会会長賞・「KHK:日曜美術館」出演
平成20年 春の褒章にて紫綬褒章受章(芸術部門)
平成24年 第59回日本伝統工芸展にて監査委員
平成25年 第14回伝統工芸木竹展にて文化庁長官賞受賞
【4代 田中茂樹】
2025年 春、第六十五回東日本伝統工芸展で初出品にて奨励賞を受賞
現在は移転先の山梨県北杜市長坂町の工房兼ギャラリーにて3代目、3代目 妻と4代目が籠の制作をし、4代目 妻が野の花の教室を開いています。 時代と共に挑戦し歩んでいく竹清堂をこれからも宜しくお願い申し上げます。
サイズ | 約24.3×24.3×高3.7cm |
作者 | 田中旭祥作 |
箱 | 木箱 |
| (大・57500) |