拍卖号：b1212770663

开始时间：12/17/2025 19:39:34

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结束时间：12/22/2025 21:39:34

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幅 21.5〜27 cm ほど

高さ 6 cm ほど


螺鈿箔絵技法による葡萄栗鼠文様は近世琉球漆器の代表作であり、国内外を問わず多くの美術館や博物館が所蔵しております。

18世紀頃にもなると量産体制に入り図案もパターン化して栗鼠もバランスよく配置し蔦や葉も省略されていきますが、本品は蔦も伸び伸びと描かれていて栗鼠も自由に駆け回り葡萄を狙っています。

まだ図案がパターン化していない点と、より古い時代だともっと豪華絢爛で貝にも毛彫を施すなど手の込んだ物になるので、やはり本作は量産体制に移行する間の期間に製作されたものの可能性が高いと思われます。

そうであれば本作の製作年代は17世紀かもしくは18世紀前半頃の作と思われ、当然量産前の製品は数が少なく希少でございます。

パターン化された図案は九州国立美術館所蔵の作品がわかりやすく、栗鼠も躍動感がなく似たようなポーズばかりになっているので是非ネットで検索して見比べてみて下さい。

状態は上面に2箇所程、わずかに薄貝表面のヒビや小さな剥離がございます。

厚貝風に見せるため白い下地の上に薄貝が貼り付けられており、剥離箇所も殆ど目立ちませんが写真9でもよくご確認ください。

他にも僅かにスレ傷等ございますが年代を考えても比較的状態は良好です。



※同梱不可