タイトル ・・・ 中国古典の名言録 - 人間を読み、人生を読む
著 者 ・・・ 守屋洋
発 行 ・・・ プレジデント社
出版年月日等 ・・・ 1989.05
大きさ、容量等 ・・・ 284p; 20 cm
【目次】
はじめに
第一部 人を制する条件
巧詐は拙誠に如かず (韓非子)
用兵の道は、心を攻むるを上となし 城を攻むるを下となす (三国志)
これを奪わんと欲すれば必ず姑くこれに与う (老子)
百戦百勝は善の善なるものにあらず(孫子)
先発すれば人を制し、後発すれば人に制せらる(漢書)
兵を用うるの害は、猶予最大なり(呉子)
明なれども察に及ばず(宋名臣言行録)
上善は水の如し(老子)
第二部 自分を生かす知恵
人生は朝露の如し(漢書)
意なく、必なく、固なく、我なし(論語)
人生の大病はただこれ一の傲の字なり (伝習録)
心を養うは寡欲よりも善きはなし(孟子)
禍は足るを知らざるよりも大なるはなし(老子)
死生命あり、富貴天に在り(論語)
人間万事塞翁が馬(准南子)
人みな有用の用を知りて無用の用を知るなきなり(荘子)
学びて思わされば則ち罔し、思いて学ばざれば則ち殆うし(論語)
また呉下の阿蒙にあらず (三国志)
第三部 人を率いる者の心得
官に当たるの法、ただ三事あり。曰く清、曰く慎、曰く勤 (小学)
大国を治むるは小鮮を烹るが若し(老子)
天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かず (孟子)
安きに居りて危うきを思う (左伝)
疾風に勁草を知る(後漢書)
士は以って弘毅ならざるべからず(論語)
喜怒を色に形わさず(三国志)
深沈厚重なるは、これ第一等の資質 (呻吟語)
軽諾は必ず信寡し (老子)
人至って清ければ則ち魚なし、人至って察なれば則ち徒なし (孔子家語)
己立たんと欲して人を立つ(論語)
その長ずる所を貴び、その短なる所を忘る(三国志)
治世は大徳を以ってし、小恵を以ってせず (三国志)
国を治むるの道は寛猛、中を得るに在り(宋名臣言行録)
明主のその臣を導制する所は二柄のみ(韓非子)
これを死地に陥れて然る後に生く(孫子)
善く吏たる者は徳を樹う(韓非子)
卑譲は徳の基なり(左伝)
その身正しければ令せずして行なわる(論語)
徳は事業の基なり(菜根譚)
第四部 円滑な人間関係学
君子は交わり絶つも悪声を出さず (文章軌範)
前事忘れざるは後事の師(戦国策)
一飯の徳にも必ず償い、睚眦の怨みにも必ず報ゆ(史記)
人を論ずるにはすべからく二三分の渾厚を帯ぶべし (呻吟語)
己の長を以って人の短を形すことなかれ(菜根譚)
礼義の始めは、容体を正し、顔色を斉え、辞令を順にするに在り(礼記)
君子は和して同ぜず、小人は同じて和せず(論語)
第五部 成功を呼ぶ秘訣
狡兎に三窟あり(戦国策)
君子は易に居りて以って命を俟ち、小人は険を行ないて以って幸を徼む(中庸)
智者の慮は必ず利害に雑う(孫子)
可を見て進み、難きを知りて退く (呉子)
患いは忽せにする所より生じ、禍いは細微より起こる(説苑)
久安を恃むなかれ、初難を憚るなかれ(菜根譚)
窮すれば変ず、変ずれば通ず(易経)
過ちて改めざる、これを過ちと謂う(論語)
理に順えば則ち裕なり、欲に従えばこれ危うし(近思録)
是非の両字は、これ個の大規矩なり、巧処は則ちその人に存す(伝習録)
遠慮なければ、必ず近優あり(論語)
功の崇きはこれ志、業の広きはこれ勤(書経)
百里を行く者は九十を半とす (戦国策)