香川漆芸界の祖と謳われる『玉楮象谷』の代表作として
『重要美術品』に認定されております『忘貝香合』とは
（正式名称・狭貫彫 堆黒 松ヶ浦 香合）

『玉楮象谷』が高松藩主の『松平頼胤』に命じられ
１８合のみを謹作した事が記録に遺っておりますが
（高松市美術館の解説より抜粋）

実は近代漆芸家の名工として名高き『音丸耕堂』が
この『忘貝香合』を『玉楮象谷』に倣い
模刻していた事を知る人々は少ないかと想われます。

そんな伝説的なる名作として専門書にも掲載履歴の在る今作とは
『模刻』で在る事に敬意を表し一見するだけでは判らない様に
『釘彫りによる隠し銘』が入れられた究極の特別作と成っております。

(時代)
昭和元年の作

(寸法)
横幅(8.3cm)
高さ(3.0cm)
重量(73g)

(状態)
至極当然なる僅かな擦れ等は御座いますが
美観を損なう様なものとは想えませんし
それ以外には特筆すべき箇所の無い
無傷完品レベルと成っております。

当店では全ての作品に完璧なる美術梱包を施します故
過去18年間に及ぶでの販売実績の中でも
破損事故は一度も御座いませんので御安心下さい。

『玉楮象谷』が謹作した『忘貝香合』とは
当時は此れ程までの価値を有した
本物の別格品と成っております。

ちなみにそんな本物の『別格品』だからこそ
『音丸耕堂』が模刻した事にも容易に頷けます。

10/1(水)終了