【1】概要
・西独Loewe Opta社の1950年代のビンテージ名器コンソール=Hellasに使用されていた178mmX285mm口径の超大型フルレンジユニットが後面部分開放型エンクロージャーにセットされたシステムのペアです。
・出品のユニットはLoewe Opta ビンテージフルレンジの代表的な傑作で、音が比類なく素晴らしいものです。
・ジャーマンビンテージとして最高音質の一つと思います。
・TelefunkenやSiemensにならぶジャーマンビンテージの代表的なユニット、音と思います。
・このユニットをはじめLoewe Optaの大型ビンテージユニットの音は柔軟で音が良く伸び大きく広がるのが特徴です。
・楽器のグレードが上がったような素晴らしさです。
・また、シングルコーンフルレンジとしては高能率でありながら広帯域特性を有しているもので、家庭用としてベストな音を出すユニットの一つです。
・「究極のフルレンジ」のひとつと言っても過言ではないかと思います。
・本システムはさらにエンクロージャー、低域特性の徹底的なチューニングを行っています。
・音楽ジャンルは特に選びませんが、1950~80年代のJAZZ、クラシックの再生音は素晴らしいものと思います。
・ジャーマンビンテージの貴重な逸品として推薦いたします。
【2】ユニット
・口径:178mm×285mm
・コーン:超軽量、フィックスドエッジ
・マグネット:大型馬蹄形アルニコ
・ヨークの取り付け方向が異なりますが音には影響ありません。
・インピーダンス:8Ω
・状態:良好
【3】エンクロージャー:
・型式:後面部分開放型
・サイズ:幅27.6cm、高さ38.6cm、奥行24.5cm
・材質:天地側面は25mm厚の天然木メルクシパイン集成材、バッフル、裏板は針葉樹系プライウッドで振動モードを変え不要な振動を抑えています。
・今回はスピーカーエンクロージャーの板厚としてはかなり厚い25㎜のムク集成材を採用しました。
・これによる威力は素晴らしく、S/Nが高く、静かでかつ安定した音が悠々と出てくるようになりました。
・外装:100、240番のサンドペーパーで研磨し、次にワトコのナチュラルオイルと600番のサンドペーパーで繰り返し研磨仕上げています。
・サランネット:黒のジャージネットによる頑丈なサランネットが付属します。
・入力端子:2Pのハーモニカ端子でYラグ、またはケーブルむき出し線が接続可能です。
・バナナプラグ、極太ケーブルなどほとんどのタイプのスピーカー端子が接続可能な金メッキ金属削りだしのアダプターが付属します。
【4】音質
・以下の感想は主観ですのでご承知おきください。
・まずJAZZベースの天才=クリスチャンマクブライドのオーケストラの素晴らしい録音、演奏のCDを聴きました。
・このシステムにはピタリのCDで、豪快なスィング、浮き上がるソロを見事に再生します。
・また超絶テクのマクブラウドベースソロが胴鳴りを伴って豊かに再生されます。
・このシステムの音は伸びが良く、かつふくよかですので、ウッドベースのピジカットのあとの胴で膨らむ感じがたまりません。
・高音質録音のフィリックス・アーヨ+イ・ムジチの「四季」を試聴しました。
・フィリックス・アーヨの「四季」は落ち着いた弦の響きが素晴らしいです。
・総じて、アコースティック系の音の伸びが良い音楽に適したスピーカーと思います。
【5】ほか
・スタンドは含みません。
・さらにワイドレンジ化するPHSTが付属します。
https://geo80002002.livedoor.blog/archives/34951517.html
・マンスリーマガジン
https://geo80002002.livedoor.blog/archives/cat_439101.html (2025年 11月 13日 21時 44分 追加)・システムの調整過程、結果は下記「ビンテージユニットを蘇らせる!Loewe Opta 175x285mm超大口径アルニコフルレンジシステム」を参照ください。
https://geo80002002.livedoor.blog/archives/39652936.html