
美術ファン必携。「台北 國立故宮博物院を極める」です。板倉聖哲/伊藤郁太郎著。新潮社刊、とんぼの本。160ページ。定価1,600円(税別)。状態は、全般にかなり良好です。送料は、クリックポストで185円です。
★内容: 中国美術の凄さを実感するため、その面白さを堪能するためには、台北の国立故宮博物院に行くしかない! 中国文明8000年の結晶、その収蔵品は古代の青銅器から、玉器、書画、陶磁、工芸品に文房具、古典籍など、実に65万点以上にのぼる。だが、真に驚くべきは、その数よりも、ひとつひとつの作品が体現する美の高み、それはまさに人類がたどりついたひとつの頂点。なかでも“人類の至宝”といわれる北宋山水画、「書聖」王羲之にはじまる名筆の系譜、幻の青磁・汝窯の凄さを縦横に語り、さらに玉器・青銅器から書画まで、必見の作品を美術史の流れを踏まえて平明に解説。故宮ひいては中国美術を堪能し、極めるために必携。初心者には分かりやすく、リピーターにはより深く、名作を極めるための一書。
第1章 台北故宮博物院の凄さ
1.中国絵画の絶頂・北宋絵画を楽しむために /板倉聖哲
2.書の神髄を味わうために ― 書聖から北宋三大家まで /同
コラム;故宮と二人の皇帝
3.汝窯の秘密 /伊藤郁太郎
◇院長インタビュー 「新しい生命力」、「新しい価値」
◇故宮精品 ミュージアム・グッズあれこれ
第2章 出会えたら幸せベスト30 名品鑑賞ガイド /板倉聖哲選
1.器物篇 —— 毛公鼎から超絶工芸まで
2.書画篇 —— 南宋から清まで、宮廷と文人
◇展示案内図
第3章 故宮風雪80年史
1.エンペラーたちの遺産
2.文物疎開大作戦
3.台北という新天地へ
第4章 さらに「故宮」を楽しむ ― 庭園から台北市内へ
1.故宮鑑賞後の散策から陽明山へ
2.台北市内の美術館と博物館
3.台北市内、食の快楽ツアー
★共著者、板倉聖哲(いたくら まさあき)は1965年、千葉県生まれ。東京大学文学部美術史学科卒業。大和文華館学芸部部員を経て、東京大学東洋文化研究所助教授、同准教授。研究領域は東洋、特に中国絵画史。著書に『故宮博物院 第4巻 明の絵画』、共著に「南宋絵画 才情雅致の世界」展図録、「明代絵画と雪舟」展図録、「台北 國立故宮博物院を極める」など、ほかに論文多数。
★同、伊藤郁太郎(いとう いくたろう)は1931年、大阪府生まれ。東北大学文学部美学美術史学科卒業。安宅産業に入社し、安宅英一氏のもとで安宅コレクションの収集に携わる。退社後、大阪市立東洋陶磁美術館設立とともに館長に就任、のち名誉館長。東洋陶磁の普及、研究業績により小山冨士夫記念賞受賞。韓国政府より文化勲章受章。2003年文化庁長官表彰。著書に『美の猟犬 安宅コレクション余聞』、「台北 國立故宮博物院を極める」など。
★「とんぼの本」は、「見るたのしみ」と「読むよろこび」を一冊に凝縮し、時代に流されず、時を超えて楽しめるように編集されたビジュアルタイプの入門書。ラインアップは美術、工芸、建築、写真、文学、暮らし、旅など・・・あらゆるジャンルに及び、読者がそのとき知りたい・見たい・読みたいと感じたものやことを気軽に手にすることのできる、「好奇心」の詰まった「おもちゃ箱」のようなシリーズ。
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