御覧いただきありがとうございます。
スノーピークの名作ダッチオーブン ぶんぶくの初期作 24です。
2000年代初頭の販売当時に2つ購入したもののうち、使わずにしまい込んでいたものです。
使っているものがダメになったら使おう、と思い保管しておりましたが、今使っているぶんぶくは
使えば使うほどいい感じに味が出てダメになることもなさそうなので、
未使用品の方を大事に使っていただける方にお譲りできればと思います。
出品に際して状態を確認するために開封していますが、完全な未使用品です。
なお、外箱の段ボールには若干のダメージがございます。
現在のスノーピークの和鉄ダッチオーブンは南部鉄器で、底面がフラットなのでIHでも使う事ができるようになっています。防錆塗料が塗ってあるので、使う前にジーズニングが必要なアイテムです。
それに対して、今回の出品のぶんぶくは山形鋳鉄で、廃盤品の為、現在新品で購入できません。
ポットが脚付きなのでスタンドが無くてもそのまま炭火に突っ込むことができますが、IHには不便だと思います。
表面には職人による天然漆が焼き付け塗装されているのでジーズニングが不要です。ただし、使用している間で漆が取れてしまうので、使用後は油で保護してあげた方が長持ちします。そのあたりのメンテナンス方法も取り扱い説明書に書いてあります。
製作に当たったのは400年の歴史を誇る、山形の名店菊地保寿堂です。
発売当初は通常のスノーピークストアで受注生産で販売していましたが、2004年8月で急遽製造中止になったため、幻の一品となっています。
ぶんぶくに関しては製造までにかなりの手間がかかります。
通常のダッチオーブンは柔らかめの鋳鉄を使用し加工してポットなどが製造されるわけですが、ぶんぶくはそこの部分をこだわりFC20と言う硬い鋳鉄を使用し、厚さ僅か3.5mmという薄さを実現し、手間隙かけて製造しておりました。
硬くなると加工するにあたっての技術が難しくなり、その加工できる工場もごく僅かしかなかったため、大量生産が出来ず、利益度外視の受注生産となりました。
ぶんぶくは他のダッチオーブンと違い蓋を合わせたときのガタつきがほぼありません。小さな点ですが、技術の高さがここでも発揮されているのが分かります。
その後ユーザーからの復刻の要望が多く、2007年雪峰祭で復刻。スペックはオリジナルと変わらず、本体に「雪峰」の文字が書かれた以外は変更はありませんでしたが、価格は2万円程高額になってしまいました。
この商品は、この雪峰になる前の物です。未使用の状態のものは、これを逃すといつ出てくるかわかりません。
ちなみに、特徴のひとつである漆の焼き付けコーティングですが、メーカーに問い合わせたところ、
サービスは継続しているのですが、価格の改定があり、送料別で25,000円前後とのことです。
対応できる職人が少ないことや、技術的な問題もあり、やむなく価格改定したようです。
程度のいい中古を購入して漆焼き付けサービスを依頼するよりも、お得だと思います。
詳細は写真をご覧ください。
●注意 出品に際し検品しておりますが、見落としもあるかと思いますので、細かいことを気になさる方は入札をお控えください。
決済後、なるべく早く発送するように努力致しますが、トラブル防止のため、3~6日で発送とさせていただいております。
ごく稀に、翌日発送するよう指定する方がいらっしゃいますが、当方の事情により対応致しかねる場合もございますので、
お急ぎの方は、あらかじめ質問欄よりお問い合わせください。
評価が新規の方、マイナスの目立つ方が入札された場合、予告なく削除する場合がございますのでご了承ください。
何か質問がございましたら、終了前日までですとお答えできるかと思います。