
佐々木松楽 香合 飴釉 宝蓑 楽焼 京焼 縁起物 正月 新年 宝尽し 隠れ蓑 共箱 黄布 美品 災難除 厄除 平成3年 金彩 松楽 歌舞伎 渡海屋 義経千本桜 義経
佐々木松楽の宝蓑の香合です。お目出度い“宝尽し” のうちの “宝蓑” “隠れ蓑”…あまり見かけない珍しい題材に先ずは注目です。縁起物のうちでも“宝尽し”は 着物の柄などの “平面” で用いられるのが主で、立体化は珍しい例だと感じます。香合全体を見廻しても “宝蓑” は稀少な作例で、意表を突いた姿と いかにも楽焼らしい風情がとても良い取合わせで 卓抜のアイデアだと考えます。
“宝尽し” の品々にはそれぞれの功徳がある様で、“隠れ笠” は迫り来る悪鬼外道から身を隠す、この “宝蓑” は降りかかる災難が体の外側を通り過ぎる と言う意味があるのだそうです。ともに “どの様な災いや難儀からも身を守る” という意味合いらしく…なるほど “縁起物” だなぁ と納得をいたしました。
普通の縁起物の様に 派手な色合いのお目出度い風姿の品ではありませんが、さらりとした明朗な雰囲気を発散し 他の品々やお客様のじゃまをせず あまり大袈裟にならずに縁起を祝う目的で頃合いの香合だと考えられます。
現在の情勢においても、 “目に見えない災い” に対して 災難除けの意味でも 回復祈念の意味でも 最適かと思われます。
愛らしい姿ですし 飴釉独特のこっくりとした味わいで、全体としてはとても艶やかです。楽焼ならではの魅力は満載だと感じます。
お芝居の “義経千本桜 二段目 渡海屋” では、義経公が行く末の安寧を願い「身の隠れ笠 隠れ蓑」という台詞を言います。すなわち これがその“隠れ蓑”で、お芝居に関連した“趣向”としての応用も可能で、なにぶん面白い品だと考えます。
美品です。本体 大変に綺麗で良い状態だと思います。共箱も白くとても綺麗です。共箱の蓋裏に 旧蔵者による“平成3年” のメモ書きがあります。既に30年以上の年月が流れている事になり この品なりの春秋を感じます。本体 共箱 黄布と揃った良いセットだと思います。
概寸 w 6.1cm×d 5.9cm×h 4.7cm
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レターパック 600 円
定形外 450 円
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定形外などの普通便は、発送まで若干の時間が生じる場合があります。補償・追跡もありません。臨機応変に対応はいたしますが、基本的には箱内外を緩衝材でガードして封筒で発送をいたします。