鈴木大拙
(1870~1966)本名・貞太郎、金沢市生れの仏教学者。「大拙」は居士号であり、出家者ではない。
同郷の西田幾多郎、藤岡作太郎とは石川県立専門学校以来の友人で、三人は「加賀の三太郎」と呼ばれた。
1892年、帝国大学文科大学哲学科選科入学。在学中に鎌倉円覚寺の今北洪川、釈宗演に参禅。
釈に「大拙」の居士号を受ける。1897年、釈の選を受け、アメリカに渡り、東洋学や禅の著作を出版。
1909年、帰国、学習院で英語を教える。1921年、大谷大学教授に就任、京都に転居。
1952年から1957年まで、コロンビア大学客員教授として滞在。1954年、英国・ドイツ・スイスで講演。
1957年には、『ヴォーグ』『タイム』『ニューヨーカ』で大拙が紹介され、禅ブームを引き起こす。
1966年、絞扼性イレウスのため病没、95歳。
書名:〔旧版〕鈴木大拙全集(昭和43年:岩波書店版)=全32巻揃のうち、第1巻~第16巻の16冊。
著者:鈴木大拙
編集:久松眞一/山口 益/古田紹欽/
発行所:岩波書店
発行日:昭和43年3月25日 発行 他 (一部、二版)
定価:1,300円 ~ = 31,200円
所収:【一】 禪思想史研究 第一 ー盤珪禪ー / 盤珪の不生禪 ー禪經驗の研究序説ー / 〇 後記(古田紹欽)/
【二】 禪思想史研究 第二 ー達摩から慧能に至るー / 〇 後記(古田紹欽)/
【三】 禪思想史研究 第三 / 臨濟の基本思想 / 〇 後記(古田紹欽)/
【四】 禪思想史研究 第四 / 禪と念佛の心理學的基礎 /
附録;大燈百二十則 / 大燈國師行 / 〇 後記(古田紹欽)/
【五】 般若經の哲學と宗敎 /華嚴の研究 / 金剛經の禪 / 楞伽經 / 楞伽經研究序説 / 〇 後記(古田紹欽)/
【六】 淨土系思想論 /わが淨土觀 / わが眞宗觀 / 眞宗論 / 〇 後記(古田紹欽)/
【七】 佛敎の大意 / 佛敎道德 / 無心といふこと / 東洋的一 / 〇 後記(古田紹欽)/
【八】 日本的靈性 / 日本の靈性化 / 〇 後記(古田紹欽)/
【九】 靈性的日本の建設 / 國家と宗敎(昭和22年3月)/ 國家と宗敎(昭和23年9月)/ 自主的に考へる /
青年に與ふ / 戰爭ー人間生存ー佛敎 / 〇 後記(古田紹欽)/
【十】 宗敎經驗の事實 / 妙好人 / 宗敎經驗に就きて / 宗敎入門 / 〇 後記(古田紹欽)/
【十一】 禪と日本文化 / 續禪と日本文化 / 日本佛敎 / 〇 後記(古田紹欽)/
【十二】 禪の研究 / 禪による生活 / 〇 後記(古田紹欽)/
【十三】 禪の思想 / 禪への道 / 禪問答と悟り / 〇 後記(古田紹欽)/
【十四】 禪とは何ぞや/ 禪學への道 / 禪 / 〇 後記(古田紹欽)/
【十五】 一禪者の思索 / 禪百題 / 禪一拶 ー『禪百題』の姉妹篇ー / 〇 後記(古田紹欽)/
【十六】 一眞實の世界 / 禪の研究(大正5年版)/ 禪の立場から / 〇 後記(古田紹欽)/
参考:帯なし。箱、小口・天・地、本文等に汚れ・ヤケ・シミ・蔵書印等あり。A5判。計約14.5kg。≪古本購入≫
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★終活のため処分しております。