■商品説明
ご覧いただきありがとうございます。
こちらは、19世紀末(1890年頃)にフランス・リモージュで製作された、名窯アビランド(Haviland & Co.)のアンティークカップ&ソーサーです。
真っ白な磁肌に、ピンクとイエローの可憐な花々が咲き誇る花籠模様があしらわれ、柵のモチーフとともにロマンティックな世界観を描いています。
さらに、縁や背景には繊細な金彩装飾が施され、時を経てもなお気品ある輝きを放ちます。
特筆すべきは、カップ内側にまで施された金彩装飾。
量産品では省略されがちな内側への意匠は、上級仕様の証であり、贅沢で格調高いティーセットとしての存在感を際立たせます。
また、カップの外側には縦に波打つような面取り(パネルリム)デザインが施されており、光の当たり方によって陰影が生まれ、立体感が一層引き立ちます。
この独特のフォルムはコレクターからの評価も高く、優雅さを演出する重要なディテールとなっています。
アビランドは19世紀フランスの宮廷文化を支えた名窯で、ナポレオン三世の御用達としても知られます。
アメリカ市場向けにも多くの高級磁器を輸出し、今なお世界中のコレクターから愛されています。
実際に手に取ると、繊細な造形と柔らかな絵柄、そして控えめながらも上品に輝く金彩に惚れ惚れとさせられます。眺めているだけで心が満たされるような、そんな逸品です。
ぜひこの機会にコレクションにいかがでしょうか。
■特徴
・アビランド(Haviland & Co.)製 リモージュ焼
・1890年頃のフランス製アンティーク
・繊細なピンク&イエローの花籠モチーフ
・豪華な金彩装飾(内側にも金彩あり)
・縦面取りのパネルリムシェイプ(陰影の美しい造形)
・フリルのようなリムの縁取りが華やか
・磁肌の白さと光沢が際立つ上質な磁器
■サイズ(約)
・カップ:口径8.0cm / 高さ5.3cm
・ソーサー:直径15.2cm
■コンディション
・カップ内側にごく小さな斑点が1か所見られますが製造時にできた焼成由来のものと思われます。
・金彩にはわずかに経年の薄れがございますが、100年以上前の作品としては非常に良好な状態を保っています。
・ヒビ、欠け、修復跡などはなく、長い年月を経てなお、その美しさをしっかりと保っています。
・状態確認には万全を期していますが、見落としがある可能性もございます。
・写真を細部まで撮影しておりますので、入札の前にご確認ください。
■発送について
・千葉県から発送いたします。
・割れ物のため、緩衝材を使用し厳重に梱包いたします。