手塚治虫のシリアス妖怪ホラーの秀作がゲーム化!「どろろ」PS2版 体験版セット!!
手塚治虫が世に送り出した物語の中でも異形の作品として名高い「どろろと百鬼丸」の物語を完全ゲーム化させた
「どろろ」です。
今回は開発段階の体験版とセットにしてみました。
この作品は、2004年(平成16年)にSEGAから出ました。
手塚作品の中でも珍しいホラー妖怪モノで、漫画が掲載された頃のイメージは恐怖時代劇でした。
有名な手塚治虫作品ですので、往年の方々ならば誰もが知る物語ですね。
手塚漫画を読んでいない世代の方でも、物語を最初から最終話までを追いながら進んでいく壮大なストーリー重視のゲームですので、
充分に堪能できると思います。
セガも手塚作品とあって手を抜いていません。秀作ゲームだと思います。
物語は、
戦乱が続く乱世の時代。
醍醐家の当主、景光は白昼夢を見る。
「生まれてくる子供を捧げよ。さすればそなたの手で平和な世を治められるであろう。答えは如何に?寺の地獄堂に在る魔物像の前で示せ」
この言葉を天からのお告げと摂った景光は、迷った挙句、もうすぐ生まれてくるであろう子供を差し出す決断をする。
もしも神々が自分の答えを受け取ったのであれば、身ごもっている妻には申し訳ないが流産するだろう。と思っていた景光だったが、そんな不安を他所に妻は臨月を迎える。
それはそれで、あれはただの夢だったのだと思う事にしていたのだが、子供を取り出して間もなく、子供は異形へと変貌していった。
眼も口も鼻も耳も足も手も臓器さえも、身体のほとんどの部位が無い・・。もはや生き物ですら疑わしい姿の肉片のようなモノに・・。
普通であれば死産になるはずなのだが、魔に魅入られたモノは、たとえそれが肉片になったとしても死ぬ事はない。
異物となり果てたそのモノは、景光が見てもまだ生きている何か?である事が分かるほど奇怪な物体だった。
景光は顔を歪めたが、心ならずもそれは喜びに変わっていく。
神々は願いを叶えてくれた。これで自分は天下を治められる。
景光はその何か?を布でくるみ、川へ捨てたのだった。
数日後、その何か?は薬草を採取しに来ていた寿海の目に留まる。
彼は忍術や呪詛など、あらゆる秘術を用いて独特の医学を探求する異端医術師だった。
その彼が見つけたのだ。それはもはや奇怪で異形の肉片ではなく、彼にとっては可能性や探求心の塊にしか見えない。
様々な事を試しているうちに、ついに彼はそのモノとの意思疎通ができる事に気付いた。
それは声や動きなど動物に見られるような方法ではなく、潜在意識に訴えてくる。
彼はその何か?が人のような知的生命体であると認識した。
彼は自身も研究し向上しつつもその何か?を人のようなモノへとすべく、秘術を駆使して義部位を作って人型にしていった。
その何か?は彼の作った義部位を不思議な神通力または念動力のようなもので器用に動かせるようになっていく。
彼はその何か?を、モノではなく、百鬼夜行で生まれた"百鬼丸"と名付け、そこからは、まるで本当の子供であるかのように育てていったのだった。
そして数年後。
立派な青年として育った百鬼丸に寿海は旅に出る事を薦めた。
百鬼丸は48体の魔物にそれぞれひとつずつ部位を差し出されたために異形のモノとなってしまった。自分を取り戻すには48体の魔物を倒し、部位を取り返す旅をするのだ。
寿海は百鬼丸に、まだまだ続く戦乱の世を生き抜くため、そして魔物たちを討伐するため、最後の秘術を施す。
両腕は取り外すとムラマサのような妖刀が仕込まれていて、さらに右腕の上部には連筒を仕込んだ。
右足の膝には雷筒を仕込み、そして雷光石で打った太刀を持たせたのだった。
ここから百鬼丸の数奇な旅が始まる。
彼は魍魎たちを討伐しつつ旅を続けるが、そう簡単に百鬼丸の部位を捧げられた魔物に都合よく出会う事はない。
どんな妖怪であれ地道に討伐していくほかはないのだ。
そんな折、とある村で彼はひとりの子供と出会う。
子供の名は"どろろ"。すばしっこく、とにかく活発な子だ。
どろろは百鬼丸の腕が取れて出てきた妖刀に驚き興味を持つ。そしていつかその妖刀が不要になったら譲ってもらうと勝手に決めつけ、百鬼丸の旅に無理やり同行してきた。
しかし、どろろ自身にも問題がある事に本人は勿論、百鬼丸ですら気付くのに時間を要する事に・・。
こうして、たった二人の不思議で恐ろしい旅が続いていく。
って感じで進行していきます。
ゲームは、
フルポリゴンによるアクションで、魔物や魍魎などの妖怪たちを攻撃しつつ、パートナーのどろろに指示をしながら様々なエリアを進んでいきます。
グラフィックの質も良く、動きもスムーズで操作性もなかなかだと思います。
ストーリーもしっかりしていてイイ感じですね。
2プレイヤーでどろろを単独で操作させる事もできますので、2人プレイでも楽しめるのが独創的で面白いですね。
「体験版」
このディスクでは、
デモムービーと、ストーリー、ボス戦を楽しめます。
ストーリーでは、百鬼丸、どろろ、それぞれのストーリー体験版をけっこうなボリュームで楽しむ事ができます。
中ボスや大型ボスとの戦闘も最後までプレイできて面白いですね。
この体験版だけでもこのゲームの質の高さが十分に感じ取れる内容だと思います。
この頃に出ていた体験版は、ジャケットに直接ディスクが入っていたため、最初からディスクに傷が付いているものや、保存しておいただけでいつの間にかディスクに傷が入っていたりするものが多くありましたので、個人的には保護シートにディスクを入れて保存していました。
以上、、
キャラデザは、「無限の住人」「波よ聞いてくれ」でお馴染みの沙村広明。
美術監督に「ゼイラム」シリーズや「牙狼」シリーズ、数々の特撮デザインの大御所、雨宮慶太。などなど、
スタッフも充実の秀作です。
ぜひ一度楽しんでみてくださいね。
この作品は、
ゲームが出た当時、実写版の映画も制作され話題になりました。
でも多くの二次元ファンが望むように、
たとえ実写化が容易なヒューマンドラマだったとしても、原作が漫画である以上、アニメ化までにしてほしい。って感じですよね。
それに、アニメ化ですら過去作品のリメイクものをあまり制作せず、少々物語の進展に違和感があるものであっても、そのままイジくらずに大切にしてほしい。と望むくらいですからねー。
ちなみにこのゲーム作品のストーリーは少しアレンジが加えられています。
実際には、欲に狂った景光が魔物たちと契約して、異物が生まれてくる。というストーリーで、悪党さながらの父親像となっているのですが、
時代が少しずつ変化していき、男尊女卑で子供に人権を持たせなかった昭和時代から、子供を大切に思うように少しずつなってきた平成時代に移り変わってきた事を考慮し、
景光の設定を微妙に変化させています。
アニメ化にしても、最初の1968年(昭和43年)版では原作に添ったストーリー設定でしたが、2019年のリメイク版ではアレンジが加えられてましたよね。
当然ですが、往年のファンからすれば「どろろ」のアニメ版は1968年のオリジナル版のみでリメイク版は別物という意見が圧倒的ですよね。(笑)
このオリジナル版。モノクロ映像なのですが、プロモーションフィルムはカラーで撮影されていました。
当初はカラー作品にする予定だったのでしょうね。この当時はカラーフィルムが高価でしたから、なかなか予算の捻出が大変だったのかもしれません・・。
ゲームについても余談ですが、
最近ではやたらとネット系ゲームが流行ってますよねー。
中にはオンラインゲームでもないのにネットに繋ながないと起動しないものとかあったりして・・。
まるで"ネット環境が無いのならゲームをするな!"って感じで、あまりいい気分がしませんよね。
ですが、このPS2が主流だった頃まではそんな事もなく、このゲームのようにスタンドアローンで動作するゲームばかりで良かったですよねー。
オンラインゲームなんて、サーバーのサービスが終了してしまったらゲームができなくなってしまったりするので、う~ん・・って思います。
久し振りに楽しもうと思ってもサービスが終了していてできなかったり、中古で入手しても動かなかったりするのはどうか?と思いますよね。
資本主義の世の中で経済を回したいのは分かりますが、何でもかんでも手あたり次第って感じがしてきます。
ゲームや映画、漫画などは芸術作品の域だと思いますので、あまりビジネスライクさせてほしくないものですね。
さてさて、余談はこのくらいにしまして、
これらの商品はいわゆるワンオーナーものです。
商品内容は、
ゲームが、ケース、解説書、アンケートハガキ、ディスクの4点です。
ケースの状態は、キレイな感じだと思います。
解説書の状態は、目立った損傷なども見当たらずキレイな方だと思います。
ディスクの状態は、目立った使用感も気にならず良い程度だと思います。
体験版が、ジャケット、ディスクの2点です。
ジャケットの状態は、まあまあキレイな感じだと思います。
ディスクの状態は、目立った使用感もあまり気にならず良い程度だと思います。
この商品はPS2版ですが、PCで楽しむ方々の場合は、独自にコンバータープログラムを個人構築している方の場合は各々ですが、Emuなどでも楽しめると思います。
(※ PCによる動作はあくまでも個人的な私見です。様々なPC環境が要因で動作環境が変化しますので統一見解ではありません)
※なお、この商品はソフトウェアですので、その性質上、返品、返金、交換などはできませんのでご了承ください。
※注意1 こちらは週に1~2度程度しかチェックできない環境です。そのため商品の発送には1週間~10日ほどかかるかもしれません。あらかじめご了承の上、取引きください。
それと、配達業者指定や代金引換などの特殊な発送方法、無理な配達日の指定や、無理な配達時間の指定などにも対応できませんのでご了承ください。
※注意2 商品の発送まではできるだけ大切に管理しますが、発送後または発送途中に何らかの事故やトラブルがあった場合は責任を持つことはできませんので、配達業者との対応をお願いします。
また、当然ですが規定の通り、日本国外への発送はしませんのでご了承ください。
※注意3 大切にして頂ける方、楽しんで使用して頂ける方、価値の分かる方に取引してもらえたら。と思っていますので、健全なオークションを推進するためにも、「安く買って高く出品」などの転売目的での利用の方はご遠慮ください。
※注意4 商品の状態などは、あくまでも個人的な私見によるものです。
商品の状態を詳しく気になってしまう方、梱包状態などに神経質な方などの取引きも、ご要望には添えそうにありませんので、ご遠慮ください。