● AIRPLAY - ROMANTIC
◯年代:1980
◯レーベル:RCA RVP-6456
◯フォーマット:Vinyl, Album, LP
◯国:Japan
◯ジャンル:Rock
◯スタイル:Soft Rock, Pop Rock, AOR
状態(ゴールドマインスタンダード基準)
◯帯:VG+
◯歌詞カード:VG
◯内紙袋:-
◯ジャケット:VG+
◯盤質:VG
【管理No.37】
本作『AIRPLAY』(1980)は、80's AOR のハード・サイドを象徴する名盤。
駆け出しプロデューサーとなったDavid Foster(デイヴィッド・フォスター)と、スティーリー・ダンでのギター・ソロで名を挙げたJay Graydon(ジェイ・グレイドン)が作曲チームを始動。ジェイ本人か”完璧なコマーシャル・ポップ・ミュージックを目指した”と語る、緻密なサウンドを構築している。
トミーの凄まじいハイトーン・ヴォイスと分厚いコーラス、デヴィッドのピアノを重ねた縦ノリ16 ビートや滝のごとく降り注ぐシンセサイザーのスウィートニング、そしてキメ手は”ワイアー・クワイア”と呼ばれるジェイのハーモナイズド・ギター。
そのソリッドなサウンド・プロダクツを、ジェフ・ポーカロやデヴィッド・ハンゲイト、スティーヴ・ルカリーらTOTO勢、レイ・パーカJr.、ジェリー・ヘイらが強力に支える。
でもその礎は、やはリ作編曲の巧みさ。
アース・ウインド&ファイアーでお馴染み「After The Love Is Gone」、デビューのキッカケを作った「Should We Carry On」、ダン・シールズやディスコ・トリオのオデッセイが歌った「It Will Be Alright」といったバラードの魅力、マンハッタン・トランファーが同時期に取り上げた「Nothin' You Can Do About It」や「Bix」のシャープなグルーヴが絶品だ。
本国ではプロモートされず不発に終わったが、日本では玄人筋から火がついて定番化。
今の我が国のAOR 人気の高さには、間違いなく彼らの唯一の作が貢献している。
(AORライトメロウプレミアム 01 レジェンド&プレAOR/シンコーミュージック・エンタテイメントより)
A1 Stranded - しっとりとしたバラードで、David Fosterらしい美しいピアノと感動的なメロディが印象的な一曲。
A2 Crying All Night - 軽快なリズムのAORナンバーで、ジェイ・グレイドンのギターソロも聴きどころ。
A3 It Will Be Alright - 心地よいメロディのミディアムテンポの楽曲で、コーラスが非常に美しい。
A4 Nothin' You Can Do About It - アルバムの中でも特に有名な曲で、後にマニアックなAORファンに愛される名曲。TOTO的な洗練されたアレンジが魅力的。
A5 Should We Carry On - しっとりとしたバラードで、感動的な歌詞とメロディが特徴。Airplayの名曲のひとつ。
B1 Leave Me Alone - グルーヴィーでファンキーな曲調が特徴的なアップテンポナンバー。
B2 Sweet Body - セクシーな雰囲気を持つファンキーな楽曲で、都会的なAORサウンドを感じさせる。
B3 Bix - インストゥルメンタル曲で、David Fosterらしい洗練されたピアノとJay Graydonのギターが際立つジャズ・フュージョン的な楽曲。
B4 She Waits for Me - エモーショナルなメロディが特徴的なバラード。アルバムの締めくくりにふさわしい。