01 愛の中へ
静かなAメロで始まり、コーラスが加わったサビで一気に躍動する、オフコース王道スタイルを踏襲したミディアム・ナンバー。好きな女性への抑えきれぬ想いを表現したような、情熱的なギター・ソロにも注目だ。
02 僕等の時代
フラワー・ジェネレーション的なタイトルが象徴するように、70年代へのレクイエムともとれる歌詞が綴られたミディアム・バラード。オフコース作品のなかでは珍しく、メッセージ性の強いナンバー。
03 思い出を盗んで
アコギのカッティングと哀愁を帯びたエレピの音色が印象的なフォーク・ロック。恋人への別れを綴った女性の視点からの歌詞も秀逸で、小田和正のハイトーン・ヴォイスを活かした“行かないで”という悲痛な叫びが胸を打つ。
04 秋の気配
アルバム『JUNKTION』の先行シングル。横浜の港の見える丘公園を舞台にしたといわれ、別れの言葉を探す、戸惑いの風景描写がドラマティックなラヴ・ソング。多々あるオフコースの名曲の中でも根強い人気がある。
05 夏の終り
オフコースらしい重層的なコーラス・ワークが楽しめるバラード。“あきらめないで うたうことだけは 誰にでも朝は訪れるから”という歌詞の一節は、大ブレイク前夜の彼らの心情を表わしているかのようだ。
06 YES-YES-YES
5人のオフコースでレコーディングされた最後のシングル曲。シンプルなイントロから徐々に盛り上っていくアレンジも秀逸で、エンディングの小田和正のシャウトも印象的なオフコース後期の人気曲。
07 愛を止めないで
ブレイクのきっかけとなった1979年発表の大ヒット・シングル。静寂に満ちたAメロから、サビへ向かって徐々に熱気を帯びていく流れはオフコースの黄金パターン。ドラマティックなギター・ソロも素晴らしい。
08 生まれ来る子供たちのために
日本の未来を憂いたバラード・ナンバー。ラブ・ソングが大半を占めるオフコース・ナンバーのなかでは異彩を放つものだが、それだけに本作の投げかけたメッセージは重い。小田和正のポエトリー・リーディングも聴ける
09 愛の唄
シンガー・ソングライター然としたAメロのアレンジと、複雑なコーラス・ワークを展開するサビとのギャップが印象的なミディアム・ナンバー。間奏で導入されるチェンバロの響きが、楽曲に彩りを添えている。
10 思いのままに
新生オフコースによる1st『Three and Two』のオープニング・ナンバー。新章の幕開けを宣言するような楽曲で、“誰にも ぼくのゆく道を止められない”という歌詞からも、その勢いが伝わってくる。
11 めぐる季節
恋愛に情熱を注いでいた若かりし日の自分を振り返ったポップ・チューン。のちに第2期オフコースのメンバーとなる松尾一彦がハーモニカで参加。効果的に配されたフルートは、小田和正が演奏している。
12 ワインの匂い
1975年発表の3rdアルバム『ワインの匂い』のタイトルを飾るミディアム・バラード。全編にわたってフィーチャーされた鈴木康博のガット・ギターが、楽曲の持つセンチメンタルな世界観を決定付けている。
13 言葉にできない
オフコース解散騒動の81年にリリースされたアルバム『over』に収録され、小田和正のオフコースへの惜別の想いと、言葉にできないほどの気持ちが純粋なラヴ・ソングへと昇華した名バラード。
14 Yes-No
80年発表のシングルで、オリコン8位のヒットを記録。前のめりに疾走するメロディは、小田和正のソロ作「ラブ・ストーリーは突然に」を彷彿とさせる。30歳超の小田が綴ったピュアすぎる歌詞にも注目。
15 さよなら
オフコースのロック・バンド宣言ともいえるアルバム『Three and Two』リリース後の最初のシングル。ダイナミックなロック・サウンドと“さよなら”というサビのリフレインが印象的な、彼ら最大のヒット曲。
16 I LOVE YOU
演奏も歌詞も非常にシンプルなバラードだが、その反面、コーラス・ワークの凝りように驚かされる1曲。幾重にも重ねられた歌声が、賛美歌のように荘厳に響く。子供たちのコーラスが加わるエンディングも感動的だ。
17 きっと同じ
アコースティツク・ギターのアルペジオが寂しげに奏でられるバラード・ナンバー。解散説が流れる最中に発表された作品ということもあり、“始まることも 終わることも きっと同じだね”という歌詞が物議を醸した。
18 歌を捧げて
疲弊した心を癒す賛美歌のようなコーラスに、思わずうっとりと聴き惚れてしまうバラード・ナンバー。アウトロの何気ないハミングからも、ヴォーカリスト小田和正の常人離れしたスキルが垣間見られる。