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25CD
廃盤
ザルツブルク祝祭大劇場開場50周年記念盤
栄光の50年から選りすぐった名演の数々
5つのオペラと、10のオーケストラ・コンサート、2つのリサイタル、ザルツブルク音楽祭から精選された歴史的パフォーマンス
【初発売】
・モーツァルト:交響曲第40番
・モーツァルト:交響曲第41番『ジュピター』
ベーム&ウィーン・フィル
・R.シュトラウス:『英雄の生涯』
・シューベルト:交響曲第3番
メータ&ウィーン・フィル
・チャイコフスキー:交響曲第6番『悲愴』
・チャイコフスキー:幻想序曲『テンペスト』
アバド&ベルリン・フィル
・ピアノ・リサイタル(ハイドン/シューベルト/ベートーヴェン)
アルフレート・ブレンデル
【初CD化】
・ヤナーチェク:『死者の家から』
アバド&ウィーン・フィル
・チャイコフスキー:『エフゲニー・オネーギン』
バレンボイム&ウィーン・フィル
【廃盤復活】
・R.シュトラウス:『ばらの騎士』
カラヤン&ウィーン・フィル
・モーツァルト:歌劇『イドメネオ』
フリッチャイ&ウィーン・フィル
・ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉
ムーティ&ウィーン・フィル
・ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
・リスト:交響詩『前奏曲』S.97
ショルティ&シカゴ交響楽団
・ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』
・バルトーク:管弦楽のための4つの小品
・ブーレーズ:ノタシオン第1番~第4番
ブーレーズ&グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ
・ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス
レヴァイン&ウィーン・フィル
オペラやオーケストラ・コンサートからリサイタルまで、多くの輝かしい名演が行われてきたザルツブルク祝祭大劇場。
ステージの大きさは世界最大級で、座席総数は2179席を有するこの劇場も、1960年のこけら落としから2010年でちょうど50周年を迎えます。
それを記念して、こけら落とし公演のカラヤン指揮の『ばらの騎士』から、大好評を博した2009年のアルゲリッチ&フレイレのデュオ・リサイタルまで、
5つのオペラと、10のオーケストラ・コンサート、2つのリサイタルを精選した25枚組ボックスがドイツ・グラモフォンから登場します。
音源には、今回が初出となるものや、長く廃盤で入手できなかったものも含まれ、コレクターには見逃せないアイテムの登場といえるのではないでしょうか。
CD1~3:1960年
・R.シュトラウス:楽劇『ばらの騎士』Op.59全3幕
元帥夫人:リーザ・デラ・カーザ(S)
オクタヴィアン:セーナ・ユリナッチ(Ms)
ゾフィー:ヒルデ・ギューデン(S)
オックス男爵:オットー・エーデルマン(Bs)
ファーニナル:エーリッヒ・クンツ(Br)
歌手:ジュゼッペ・ザンピエーリ(T)
マリアンネ:ユーディト・ヘルヴィヒ(S)
ヴァルツァッキ:レナート・エルコラーニ(T)
アンニーナ:ヒルデ・レッセル=マイダン(A)
警部:アロイス・ペルネルストルファー(Bs)
侯爵家の家令:エーリヒ・マイクート(T)
ファーニナル家の家令:ジークフリート・ルドルフ・フレーゼ(T)
公証人:ヨーゼフ・クナップ(Br)
料理屋の主人:フリッツ・シュパールバウアー(T)
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
1960年7月26日、ザルツブルク祝祭大劇場のこけら落としを鮮やかに飾った歴史的名演が、放送局の正規音源からのCD化により、モノラルながら良好な音質で味わえる注目盤。
リーザ・デラ・カーザ[1919- ]は、リヒャルト・シュトラウス本人からも気に入られていた名ソプラノ。女優のような美貌と清楚で気品ある歌唱の見事さによって、カラヤンからもこの記念碑的上演のために指名され、上演後に制作されるオペラ映画『ばらの騎士』にも出演を要請していました。
しかし、シュワルツコップ[1915-2006]の夫で、EMIプロデューサーであるウォルター・レッグ絡みの「大人の事情」により、映画主演はザルツブルク音楽祭上演ではセカンド・キャストだったシュワルツコップに変更されてしまったという悲運のエピソードでも知られています。このライヴCDと映画DVD、元帥夫人とゾフィー以外は同じなので聴き較べてみるのも興味深いところです。
CD4~5:1961年
・モーツァルト:歌劇『イドメネオ』K.366全3幕
イドメネオ:ヴァルデマール・クメント
イダマンテ:エルンスト・ヘフリガー
エレットラ:エリーザベト・グリュンマー
イリア:ピラール・ローレンガー
アルバーチェ:レナート・カペッキ
高僧:エバーハルト・ヴェヒター
海神の声:ジェルジ・リッタシー
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:フェレンツ・フリッチャイ
1961年のザルツブルク音楽祭、7月26日のオープニングを飾ったのは、フリッチャイ指揮するウィーン・フィルによるモーツァルトの『イドメネオ』。クレタの王イドメネオ役にクメント、王子イダマンテ役にヘフリガー、トロイアの王女イリア役にローレンガー、アルゴスの王女エレットラ役にグリュンマー、イドメネオの親友アルバーチェ役にカペッキ、高僧役にヴェヒターという豪華なキャスティングで、ベルンハルト・パウムガルトナーによるレツィタティーヴォの短いヴァージョンを使用しています。
『イドメネオ』は当時まだまだ知名度が低いものではありましたが、フリッチャイはそこから、熱い情熱を湛えながらも高貴な要素も兼ね備えた見事な音楽を引き出し、グリュンマーのエレットラ役という強烈なインパクトを持った配役も得て大成功を収め、フリッチャイ指揮ウィーン・フィルによる追加公演が催されるほどの人気を博しました。
CD6~7:1992年(初CD化)
・ヤナーチェク:歌劇『死者の家から』全3幕
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
以前発売されていたLDと同じ演奏。
CD8~9:2005年
・ヴェルディ:歌劇『椿姫』全3幕
アンナ・ネトレプコ(ヴィオレッタ)
ロランド・ヴィラゾン(アルフレード)
トーマス・ハンプソン(ジェルモン)、他
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カルロ・リッツィ
CD10~11:2007年(初CD化)
・チャイコフスキー:歌劇『エフゲニー・オネーギン』全3幕Op.24
ペーター・マッティ(オネーギン)
アンナ・サムイル(タチアーナ)
エカテリーナ・グバノヴァ(オリガ)
ジョゼフ・カイザー(レンスキー)
フェルッチョ・フルラネット(グレーミン)、他
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ダニエル・バレンボイム
DVD(0734434)と同じ演奏。
CD12:1966年(初発売)
・モーツァルト:交響曲第40番ト短調K.550
・モーツァルト:交響曲第41番ハ長調K.551『ジュピター』
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:カール・ベーム
CD13:1967年(初発売)
・シューベルト:交響曲第3番ニ長調D.200
・R.シュトラウス:交響詩『英雄の生涯』Op.40
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ズービン・メータ
CD14~15:1975年
・マーラー:交響曲第8番『千人の交響曲』
マーガレット・プライス、ジュディス・ブレゲン、ゲルティ・ツィオマー(ソプラノ)
トゥルデリーゼ・シュミット、アグネス・バルツァ(メゾ・ソプラノ)
ケネス・リーゲル(テノール)
ヘルマン・プライ(バリトン)
ジョゼ・ヴァン・ダム(バス)
ウィーン少年合唱団
ウィーン国立歌劇場合唱団
ウィーン楽友協会合唱団
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:レナード・バーンスタイン
CD16:1982年
・ハイドン:十字架上のキリストの最後の7つの言葉
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:リッカルド・ムーティ
この作品は、スペインのカディス大聖堂における典礼用に作曲された一種の宗教作品で、弦楽四重奏とオラトリオにも編曲されていますが、オリジナルはこのオーケストラ版。
ムーティはハイドンが好きなようで、“マリア・テレジア”なども優れた演奏でしたが、この“最後の7つの言葉”でもためらいのないストレートな演奏を聴かせてくれます。
この作品については、1991年にベルリン・フィルとも録音していますが、弦楽器の艶やかで柔軟な表情、ノン・ヴィブラートのフルート、独特な響きのオーボエやホルンの音色、実演ならではの濃やかなアゴーギクではこちらに分があるといえるでしょう。
CD17:1987年
・ワーグナー:ジークフリート牧歌
・ワーグナー:『タンホイザー』序曲
・ワーグナー:『トリスタンとイゾルデ』~前奏曲と愛の死
ジェシー・ノーマン(ソプラノ)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
CD18:1988年
・チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.35
アンネ=ゾフィー・ムター(ヴァイオリン)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ヘルベルト・フォン・カラヤン
CD19~20:1991年
・ベートーヴェン:ミサ・ソレムニス ニ長調Op.123
シェリル・ステューダー(ソプラノ)
ジェシー・ノーマン(アルト)
プラシド・ドミンゴ(テノール)
クルト・モル(バス)
ライプツィヒ放送合唱団
スウェーデン放送合唱団
エリク・エリクソン室内合唱団
ゲルハルト・ヘッツェル(Vn)
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:ジェイムズ・レヴァイン
CD21:1992年
・ベルリオーズ:幻想交響曲Op.14
・リスト:交響詩『前奏曲』S.97
シカゴ交響楽団
指揮:サー・ゲオルク・ショルティ
CD22:1994年(初発売)
・チャイコフスキー:交響曲第6番ロ短調Op.74『悲愴』
・チャイコフスキー:幻想序曲『テンペスト』Op.18
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
指揮:クラウディオ・アバド
CD23:1997年
・ストラヴィンスキー:バレエ音楽『春の祭典』
・バルトーク:管弦楽のための4つの小品Op.12
・ブーレーズ:ノタシオン第1番~第4番
グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラ
指揮:ピエール・ブーレーズ
グスタフ・マーラー・ユーゲント・オーケストラは、そのアグレッシヴな演奏によってコンサートでは必ずといって良いほど絶賛を博すことで知られる活気に満ちたオーケストラ。すべてのセクションが高い表現意欲を持ち、ライヴで一気に増幅されるマッシヴで直線的な音響のすごさはまさに彼らの独断場。
ユーゲント・オーケストラというだけあって楽員は若く血気盛んであり、ブーレーズはそんな彼らを膨大な経験と深い知恵によって的確に導いてゆくのですが、それでも随所にはみ出さんばかりのエネルギーや、過剰なまでのパワーの片鱗が窺えるのが面白いところです。
ブーレーズといえば「整然とした」とか「クールな」などという形容詞で語られがちですが、ここではそうした要素はいくぶん後退し、代わりに横溢するエネルギーが感じられるような状態になっているのが注目されるところです。
とはいえ、プログラムの選定はいかにもブーレーズらしいもので、メインの『春の祭典の』の前に、バルトーク:『4つの管弦楽曲』と、自身の作品『ノタシオン』が配されているのです。まずは腕試しといったところでしょうか。なかなか凝った組み合わせです。
CD24:2007年(初発売)
・ハイドン:ピアノ・ソナタ第20番ハ短調 Hob.XVI No.20
・ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第31番
・シューベルト:即興曲第1番 Op.142-1, D.935-1
・モーツァルト:ピアノ・ソナタ第14番ハ短調 K.457
アルフレート・ブレンデル(ピアノ)
CD25:2009年
『ライヴ・フロム・ザルツブルク』
・ブラームス:ハイドンの主題による変奏曲 op.56b
・ラフマニノフ:交響的舞曲 op.45
・シューベルト:ロンド イ長調 D.951
・ラヴェル:ラ・ヴァルス
マルタ・アルゲリッチ、ネルソン・フレイレ(ピアノ)
録音:1960~2009年、ザルツブルク祝祭大劇場(ライヴ)
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