御存知!巨匠Thelonious Monk ソロ・ピアノの大傑作「Thelonious Alone in San Francisco」 日本独自リマスター紙ジャケット仕様限定盤 未開封新品でございます。
当時最新のDSDマスタリング方式を採用したものでございます。
古いものとは言えど元々録音が良いものではございましたが、非常に解像度が増したという感がございます。録音会場の音響、Thelonious Monkの鍵盤捌きや息遣いが非常に近く感じられるものでございます。
紙ジャケットは正に日本の御家芸の出来となっております................................................................
内容は言わずもがな。1959年10月21・22日 アメリカ サン・フランシスコ ”Fugazi Hall”での実況録音の模様でございます。但し、観客がいないという事がミソ、でございます。
バンドの他の演奏者がスケジュールに間に合わなかったとか逸話がございますが、そもそも録音がバンドのライヴ盤制作を前提としていた感がございます。
そもそも「Hall」とは言えども「集会場」の模様。礼拝所としても当時使用されていたものなのでしょうか?観客がいない事もあり、音響としても非常に興味深い録音となっております(ライヴ盤制作前提とする訳でございますので............)。
「どのような状況でも私は私」というのがThelonious Monkでございます。バンドがいないのならソロで、と他の楽器との棲み分けや調和等から解放されて伸び伸びとした演奏でございます。
抒情的で繊細、美しいが人懐こい旋律を自由に飄々と奏でていく演奏はThelonious Monkのキャリアだけでなく、ジャズという分野においても非常に希少なものではなかろうか?と存じます。
同時代に活躍した同じく巨匠Duke Jordan(六十年代は不遇ではございましたが............)、「抒情性や繊細さ、美と飄々さ」、「時代が如何移り変わろうとも、私は私」という美の裏側にある強い信念が非常に共通するものと存じます。
マイルス・デイヴィスとは才能の面で合わなかった所も同じではございますが........................................................
後々にThelonious Monkへのトリビュート作が製作されますが、屈指の名演とも言われるSteve Kahn&Donald Fagen(前者はThe Brecker Brothers、全盛期Billy Joel、I Witnessで御馴染み名ギタリスト、後者は言わずもがな)「Reflections」の原曲が収録されております。
GuitarとSynthのデュオでのリメイクではございますが、この「Alone In San Francisco」のヴァージョンを基に制作されている模様で、抒情性の有り方が非常に共通している事が非常に興味深いものでございます。
この紙ジャケット仕様盤は現在では入手が非常に困難。この機会に是非。
注:発送方法は変更になる場合がございます。宜しくお願い致します。