約150万円で購入した大変貴重な時計を最落なしの1円スタート売り切りです。
1940年代製造と思われるBOUCHERON ブシュロンのレクタングルウォッチ(タンク、レクタンギュラーウォッチ、角形時計)です。
ブシュロンといえばフランスを代表する高級宝飾ブランドです。
メレリオ(Mellerio)、ショーメ(CHAUMET)、モーブッサン(Mauboussin)、ヴァンクリーフ&アーペル(Van Cleef & Arpels)とあわせてグランサンクと呼ばれ、ジュエラーとしてのイメージが強いかと思います。
ジュエラーが制作する時計といえばやはりカルティエやピアジェが有名ですが、ブシュロンも負けずとも劣らない素晴らしい時計を生み出していました。
その代表格がリフレとカレです。リフレは1947年発出で、かのエディットピアフに愛された時計としても有名です。
現在はSS製のものもありますが、古くは18金で製造されたもののみを、しかもほんの僅か、限られた顧客にのみ提供していました。ゴドロンやギョーシェ、クルドパリなどの意匠を施し、裏蓋にはすべて手作業でブランド名が彫っていました。
特許をとった独自のケース構造やブレス構造で、コレクターが増えているブランドです。
ブシュロンのビンテージは以前はカルティエと比べるとコレクターも少なく、PIAGETピアジェ同様知る人ぞ知るという感じでしたが、HODINKEEで特集を組まれて以降、人気、価格ともに高騰しました。
該当のHODINKEEジャパンのページは以下の通りです。
こちらはそんなブシュロンの貴重な1940年代製造と思われる角形時計、プレリフレです。
前述の通り、ブシュロンといえばリフレが有名ですが、リフレが出る以前に作られた時計と思われます。
ムーブメントはオメガ自社製の名機cal.r17.8をベースにブシュロン用にチューンナップされています。
角型(トノー型、樽型)のムーブメントで、非常に手の込んだ作りです。
ムーブメントのシリアルから1947年製造と推測され、リフレが発表された年でもあることから、
ちょうど過渡期に特別に製造されたものと思われます。
無駄を極限まで省いたデザインながらも、角形時計にしては足の長いラグで、腕にのせるとかなり存在感を感じることができます。ポリッシュ鏡面仕上げの前面に、サイドはサテン仕上げ、文字盤はサテン仕上げにブシュロンらしいシンプルなブラックのインデックスです。
ケース素材はもちろん18金 K18 金無垢(もしかすると22金無垢かもしれません)で、大変貴重なピンクゴールドです。
裏蓋、ケースサイド、ラグバー等に18金(あるいは22金)を示す鷲の頭のホールマークが施されています。
文字盤、針も18金ということ購入しております。(画像で判断頂ければと思います)
ベルト取り付け部はスクリュー式(ねじ込み式)で、金無垢ならではの意匠です。
シンプルでありながらモダンで美しいそのデザインです。
裏蓋にはもちろん手彫りでBoucheron Parisの刻印があります。
ケースサイズは縦長約44mm(ラグ含む)×横幅約23mm、ラグ幅約16mmで、大変貴重なメンズサイズ、ボーイズサイスとなります。
誤差はお許しください。70年代のタンクルイやサントスデュモンのLMサイズよりも一回り大きいサイズ感です。
現代ですと男性はもちろん女性がつけてもよいサイズ感かと思います。
こちらはフランスの方からほぼ未使用の状態で手に入れました。
文字盤、針、ケース、竜頭等フルオリジナルということで購入しております。
ケースはノンポリッシュと思われ目立つ大きな傷はなく、ブランド刻印等もしっかり残っております。
2023年に分解掃除済みとのことで快調に動作しております。
ベルトは撮影用で付属しませんので、お好きなものをご自身でご用意ください。
ホディンキーの件からもわかる通りブシュロンの人気は非常に高まっており、先日のオークション(ヘンリーズだったと思います)でも80年代の手巻き時計が約280万円ほどで落札されたというニュースを見ました。
ブシュロンがお好きな方はもちろん、カルティエやピアジェなどのハイジュエラー、オメガ、LONGINES、MOVADOのようなクロノグラフがお好きな方のドレスウォッチデビューにもおすすめです。
リフレよりもさらに数が少なく、希少性の高いレクタンギュラ―です。
お探しの方よろしくお願いいたします。