イタレリ 1/35 アウトブリンダ AB 41(Autoblinda)伊・独マーキング 未組立 No.6442 (再包装・希少)
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コレクション整理のため、1/35スケールのイタリア軍装甲車キットを出品いたします。イタレリらしい繊細な成型と、複雑な歴史背景に基づく塗装の楽しみが魅力の内容です。
【商品名】
ITALERI(イタレリ) 1/35スケール
アウトブリンダ AB 41(Autoblinda AB 41)装甲車
品番:No.6442
【商品説明】
本キットは、イタリア軍の偵察装甲車「AB41」を再現したプラモデルで、**イタレリが2007年頃に発売したバリエーションキット(No.6442)**です。
ベースとなっているのは、1995年頃にリリースされた旧版(No.228)で、本キットはその金型を活用しながら、塗装バリエーションの拡充と高精度デカールの追加、カラー印刷による塗装指示の強化が施された後期仕様となっています。
特に、イタリア王国軍・ドイツ軍・イタリア社会共和国(RSI)部隊の3種のマーキングに対応しており、情勢によって所属が変わった実車の歴史を模型として追体験できる内容です。
【キット内容】
【状態】
パーツは未使用で、ランナーからの外れや欠品はありません。
イタレリ製品は元々袋入りでないため、破損防止のため当方で丁寧に個別再包装しております。
デカール・タイヤ類も別袋に封入済みです。
箱の状態も良好で、印刷の発色も保たれています。
【発送方法】
おてがる配送(ゆうパック)80サイズ予定。
緩衝材を用いた丁寧な梱包を心がけています。
【歴史解説】
アウトブリンダ AB 41は、1937年より開発が始まり、1941年に制式化されたイタリア軍の6輪装甲偵察車です。両端に運転席を備えた「双方向操縦システム」と高速走行性能(70km/h超)が特長で、都市戦や偵察任務に適した車輌でした。
1941年から1944年までに約660輌が生産され、北アフリカ・東部戦線・バルカン半島・イタリア本土などで実戦投入されました。
1943年、イタリア王国が連合国に降伏すると、ドイツはただちに北・中部イタリアを占領し、傀儡政権「イタリア社会共和国(RSI)」を樹立。
このAB41もドイツ軍によって「Pz.Sp.Wg. AB41 201(i)」として運用され、RSIの装甲部隊にも引き継がれました。
このように、AB41は戦争の中で立場を変えながら生き残った数少ない車輌のひとつです。
【ひとこと】
このAB41は、ただの偵察装甲車ではありません。
イタリアの降伏、ドイツ占領、ムッソリーニの復権――そのすべてに関わった、激動の時代を象徴する車輌です。
キットには、イタリア王国軍・ドイツ軍・RSI部隊のマーキングがすべて含まれており、どの陣営に属した車両として仕上げるかを選ぶ楽しさがあります。
――そういった物語を、自分の手で再現できるキットです。
ちなみにこの車輌、前と後ろに運転席があるという珍しい構造なんですが、
残念ながらキットには車内の再現はなし…。
もしカットモデルとかで中が見えたら、絶対に面白いだろうなぁと思います。
ちょっと改造して覗かせてみるのも、楽しみのひとつかもしれませんね。
もとは1990年代の金型を使用していますが、本バージョンは塗装図・デカールを刷新した後期仕様であり、現在はイタレリの現行ラインナップには掲載されていない絶版品となっております。中古市場でも比較的珍しい仕様ですので、この機会にぜひご検討ください。