◆ヴィンテージライター ORLIK STORMPROOF TANK No.67
◇ボトム面スタンプ刻印が全てを語っています。
英国オルリク(ORLIK)社の「耐風,風防」、予備タンク付き」
オイルライター。
キャップ、本体、予備オイルタンクの3パーツ構成。
参照画像:2)3)4)。
表面はシルバー(ニッケル)色ハイポリシュ(鏡面)。
アールデコ調形状、意外な配慮(指で引っ張り出すのに便利
な凸突起がキャップ側面両端、タンク下部にある)。
スレや小クスミはあるものの、使用に伴う打ちキズや凹みは
ありません。
、
◇新フリントでスムーズな発火・火花、確認済み。
(注)コットン、ウィックは入手当時のままの状態。
古オイルライターに理解ある、メンテナンスできるユーザー
さん用です。
◇サイズは予備タンクがある分大き目です、画像:6)7)。
ZIPPOレギュラーとのサイズ比較、 画像8)。
縦横幅順(約)6.5x4.0x1.3cm/重量50g
保護用アクリルケースに収納、画像(9)
◇配送方法:宅急便コンパクト便
◇日本の古い雑誌で見つけた記事ではブラスモデルの写真が
載っていて、「1910年代」のモノと紹介されています。
画像:10)、赤線で囲んだブラスのモデル。
『ライターマニュアル1997年、ワールドムック社』より。
ORLIK社説明内容は間違いが多く、全て鵜呑みに出来ないに
しても、1920年代であればUS-ZIPPOより10年以上も早いこと
なります。
確かに、英国特許庁に残っている記録では、1918年と1928年
の2度、「耐風用の丸い小穴複数のガード部」付ライターで
申請されています。
「防風ガード」部は100年前の世界初・特許モノだった訳です。
◇ボトム面両側に小さい文字刻印のAUSTRIA, PAT.124670 は、
オーストリアのメタル金属部品加工メーカーに製造委託OEM品
だったためです。
他に,、ウィーン市のライター製造会社のライターをそのまま輸入
し、ボディ面に"Orlik 1922"と刻印して米国に輸出していました。
(ロンドンとニューヨークに直営の喫煙具店を所有)。
"Orlik 1922"(1911年初製造、Dubsky)は、初期インペレーター)
の代表的モデルとしてライターの歴史に名を残しています。