【 コート・ドール最古のドメーヌ 】
コート・ドール最古ドメーヌの貴重古酒の出品です。
ロバート・パーカーも自身の著「ブルゴーニュ」では
四ツ星(最高評価)を付けて
『美味至極なサントネ・ラ・マラディエール。
見事で桁外れのバタール・モンラッシェ!
いかにも信頼できる本物のブルゴーニュ。』と
大絶賛します。
「ドメーヌ・プリュール・ブルネ」の設立は1814年。
コート・ド・ボーヌのサントネに本拠を構え
今も変わらずに代々家族経営を行う
コート・ドールでは最も古い由緒正しきドメーヌの1つです。
現在は、8代目当主ギョーム・ユニ=プリュール氏がこの歴史あるドメーヌの運営を行なっています。
祖父方のプリュレ家が所有していたサントネの畑と
祖母方が所有していたムルソーの畑を中心に、
コート・ド・ボーヌの主要な六つの村に20ha程の畑を所有。
ワインのスタイルは、どのレンジにおいても
『長熟タイプのクラシックな味わい』で
サントネ・ラ・マラディエールを筆頭に
常に安定した信頼のおけるワイン造りを信条としています。
今回出品の「ボーヌ」は、
古代ローマのカエサル(紀元前100年-紀元前44年)が建設に着手した城塞都市。
現在も中世ヨーロッパの面影を色濃く残す、石畳の美しい街です。
城壁に囲まれたボーヌの旧市街は、半径わずか400メートル程度ですが、街の南側にあるオテル・デューの幾何学模様の屋根は世界的に有名です。
ブルゴーニュを旅する方の多くが、この景観に感動を憶えることでしょう。
「ボーヌ」とは、また
『ブルゴーニュワインの首都』。
レストランやホテルなどその全てがワインの為に存在する町。
聖地コート・ドールの中心に位置しており、
全A.O.Cの7割に相当する42もの1級畑を擁し、生産量が最も多いA.O.C。
穏やかなミクロクリマ(微気候)によって、芳醇な果実味と滑らかでまろやかなテクスチャーを特徴とする
上質ワインが数多く産まれます。
一級畑「クロ・デュ・ロワ」とは、
『王様の区画』
の意味を持っており
『フランス国王がベルサイユ宮殿で振舞った』
とされています。
繊細なタンニンと絹のように滑らかなテクスチャが特長のエレガントなピノノワールです。
1989年はブルゴーニュの優良年。
ピノノワールは良く熟し収穫量に恵まれた年となりました。
エキス分の詰まったブドウから、凝縮感溢れる緻密な味わいのワインが多く生み出されました。
チェリーやフランボワーズの果実のアロマと共に
シナモンやナツメグなどのスパイスやお香のニュアンスが立ち昇ります。
熟成は既に36年の飲み頃ですが、低温セラーに安置頂ければ
更に清らかさが増していくことでしょう。
舌触りは非常に繊細で焦点が定まった味わいです。
専門誌の評価も軒並み高く
アシェット・ガイド誌2013年版でも星付き高評価
Dussert-Gerber 2017年版でもプルミエ・グラン・ヴァン・クラッセに選出される等、
本物を産み出し続ける
現代では最も貴重な古き良きドメーヌ。
ブルゴーニュ・ラヴァーは絶対に見過ごしてはいけない銘品です。