
アメリカ旅行の際に購入した機械式懐中時計です。
シルバーのスナップケース前面を開けると、右上に時刻合わせのレバーがあり
引き出してリュウズを回すことで時間調整でき、レバーを戻して巻き上げると動き出します。
ダイヤルと機械には"EMIL PFUND, ABERDEEN WASH"の記載あり、
ケース前面上部にHAMILTONのロゴが確認でき、
アメリカ・ワシントン州アバディーンでプライベートブランドとして販売、
機械の地板模様やレイアウトからHAMILTON社製18サイズレイルロードグレード、
モデル926を積んでいると推測されます。
その場合、製造年は1900年代初頭と100年以上前のものになり、ケースにくすみはありますが、
特にダイヤルのポーセリンに目立つひび割れなくここまで美しいものはかなり貴重だと思います。
18サイズとやや大ぶりな鉄道時計の機械に、あえてローマ数字表記のダイヤルを合わせるのも比較的珍しく品があります。
機械プレートのダマスキン模様も目立つ傷や劣化なく美しく、リュウズを巻き上げると元気に動き、
心地よい駆動音とともにテンプの動きを楽しめるのは裏スケセールスマンケースならではです。
直径:およそ52mm (リュウズ含まず)
重量:98g程