オートバイ(Z1、Z1000MK2、GPZ900R、ゼファー1100)など4気筒用に製作した特注品です。(ケイヒンの商品ではありません。)(Made in Japan)
排気量の大きい車種に設定しています。
4輪に使用の方からも多数入札があります。
題名の車種は一部入札履歴のある車種です。
もともと2輪用のキャブなので4輪には初期設定のままでは薄い設定になってしまいます。テーパーE、Fでは追いつかないと思います。
1.50°1.80°3°00′と使用していただいた車両のサーキット走行の動画をご覧ください。
※車で燃料ポンプ使用の場合について・・・
電磁ポンプ使用の場合、フロートバルブとバルブシートは#2.0に変更しないと駄目だそうです。
FCRはホリゾンとダンドラがありますが、ダンドラは予め電磁ポンプを使用する場合が多いので#2.0になっていてホリゾンは#3.2になっているそうです。
ビトーR&Dさんによると、車用にFCRを買う場合も一緒に#20のフロートバルブを部品購入する人が殆どいないそうです。
出品のJNの設定数値
ストレート(R)2.755mm→(K)2.680mm(テーパー記号、F→H)
テーパー先端1.65mm
ケイヒンのFCRセッティングマニュアルでは、1万種類のJNが製作可能となっています。
ケイヒンの特注品は、単純にストレート、テーパー、切りあがりの数値を1種類ずつ組み合わせるだけです。
しかも1種類あたり20本以上のオーダーとなっており、個人ではなかなか注文できない条件になっています。納期も50日以上!(半年以上待つ時もありました。)
このような複数の数値設定のJNはケイヒンの特注品では製作不可能です。
FCRは本体が傾斜しているため、JNも斜めに上昇します。実際の口径分よりも長く作用するためストレート長は垂直上昇するキャブよりも長くなっています。さらに大型ボディは口径が大きいため、ストレート径が細いとアクセルの開度が微開では濃く、太いと中間トルクが不足する傾向になります。
※画像のセッティンググラフの赤い線はケイヒンのJNを使った実例です。多少、ストレート径が濃い目のJNのためか、5000rpmでは濃く、6000rpm過ぎでは、すぐに薄くなっています。これはJNが完全なストレート構造のためアクセル開度に対応出来ていない空燃比の現れです。○印の真上でトルクや馬力の上昇に落ち込みが発生しています。
このJNの特徴はストレート部分をテーパー形状にすることにより「ストレート径の選択」を省くことによりセッティングの簡素化を狙い、アクセル開度に応じた燃料供給を最適化するため、ストレート後半部分を細くして、テーパー付近の燃料をコントロールします。
ストレート部分の寸法は記号で、Q、P、N、M、L,Kのサイズの順番に(1/100mm)単位で細く仕上げて、低速走行から中速域の空燃費に対応した寸法に仕上げにしています。(微開域のストレート径はPあたりが丁度だと思います。)
きり上がりMの数値より約1.0mmロングに設定しています。
ケイヒンの在庫のJNのテーパー角は常時在庫品には1°15′(F)までしかありません。
1°30′(G)までは試した経験がありますが.
テーパー部分を2段階にしているので、開度1/2あたりからのアクセル操作に応じて、滑らかに流量が増量します。通常のJNと比較して、中間加速から全開付近にかけて約、15%→20%増量します。
付属品にクリップの下に敷く、ワッシャーが付属しています。7段のクリップ溝の間隔が、ワッシャーの厚みとほぼ同じ間隔になっているのでワッシャーをクリップの下に挟んでJNを装着すれば13段階による、きめ細かな調整が可能です。そのためケイヒンのクリップの溝の間隔よりも若干広い(0,55mm)等間隔となっています。メーカーのJNは、クリップのみの移動で約0.8mm上下します。
ご使用につきましては、ピンセット、アンテナ型のマグネット等ご利用ください。
このJNの使用にあたって、SJ(スロージェット)、MJ(メインジェット)の変更が必要かもしれません。セッティングに関してはFCRのカタログのセッティングの基本を参考に各パーツの守備範囲を参考に行ってください。
1000cc以上のZ系で試乗した感じではセッティングを大きく変更する必要はなさそうです。
特に特殊な調整方法は必要としていません。パイロットスクリュー、エアスクリューは調整の範囲を厳守のうえ行ってください。
テーパー角がやや大きくなるのでショート管やノーマルマフラー等よりも、排気効率を優先した出口の口径が大きいマフラーの方がお奨めです。
テーパー角の作用を上手く引き出せれば高回転のツキ、トルクの向上になります。
JNの記号はFCRセッティングマニュアルのパーツリストのJNの表を参考にしてください。
カタログをお持ちでない方、はじめてJNを交換する方、装着しているJNについてお悩みの症状などでご不明な点があれば質問からお尋ねください。
このJNはケイヒンのカタログデーターを参考にメーカーの量産では不可能な設定で製作しています。
題名に記載している4気筒の車両に使えるように製作していますが、お手持ちのJN等のデーターを参考に、ご自身で判断してください。
セッティングはあくまで自己責任でお願いします。当方ではいかなる場合でも一切、エンジンの焼き付き、破損、損傷の責任は負いません。ノークレームでお願いします。
発送方法は普通郵便にて元払いで発送します。
(発送方法の都合上、配達の保障はできません。)
当方の車両 Z系1105cc ヨシムラST1 FCR37φ JN1.65のセッティング記事がアメブロにあります。
SJ#50 MJ#145 JN1.65クリップ段数上から5段 AS1回転半戻し PS1回転1/4戻し
新品FCR37φからセッティング開始→加速ポンプの出だしチェックで開け始めから燃料が出るので
加速ポンプの調整の割板に結束バンドのロック部分を挟んで開度1/2以降に出るように調整しています。
プラグが被り気味や途中でゴボつくなどの症状に悩まされている方は、4番目の画像の調整を参考にして
JNからの燃料だけで中低速を走らせてみてください。
出品のJNは開け始めだけ薄く、だんだん濃くなるので加速ポンプに頼らなくても街乗りが可能です。
【注意】ケイヒンのJNでは発進時から失速します。
セッティング開始の記事
FCR JN 1.65セッティング記事
GPZ900R等の1000cc前後の水冷エンジンにご使用の場合、中速域に谷が出るかもしれません。
その場合MJを下げてJNの流量に合わせる必要があります。
2016年落札者の最新コメント 1°80を購入されたカワサキZRX1100にお乗りの方から、お電話があって8万円分購入(特注品込み)したケイヒンのJNよりも良かったとご報告いただきました!追加で1°50も購入していただきました。 |
小型ボディのFCRのJNも再販しました。