井上ひさし
~ (1934~2010)本名・廈、山形県生れの小説家、劇作家、放送作家。1964年『ひょっこりひょうたん島』を山元護久と
手がけ大ブレイク。1972年『手鎖心中』で直木賞、1982年『吉里吉里人』で読売文学賞・日本SF大賞を
受賞。2010年、肺がん治療中に死去。
書名:吉里吉里人
著者:井上ひさし
発行所:新潮社
発行日:昭和57年3月15日 29刷 (昭和56年8月25日 発行)
定価:1,900円
所収:第一章 あんだ旅券ば持って居だが / 第二章 俺達の国語ば可愛がれ / 第三章 吉里吉里人は眼はァ静がで… /
第四章 これがまんず最初の切札なんだっちゃ / 第五章 降って来た煙草の番号はァ一〇〇〇一六一一〇す /
第六章 此処らで第二の切札ば出すべがな / 第七章 双頭の犬は吉里吉里名物なのっしゃ /
第八章 俺達は泣ぐが嫌さに笑って居んのだよ / 第九章 糞喰らえ、とはまごど美すい言葉でがすなあ /
第十章 吉里吉里人ば止めだげりゃ止めだんせ / 第十一章 取って食え、これァ俺の身体でがす /
第十二章 実に珍宝公は男の履歴書なんだっちゃ / 第十三章 俺も今がら吉里吉里人でがす /
第十四章 兄弟は切っても切れねえ五本の指でがス /
第十五章 病棟雑役夫たる俺は、医師と看護婦の指示ば、知的かつ誠実の遂行すっ事ば誓うものでガス /
第十六章 妾の胸さ輝ぐのは三個のナイチンゲール記章でガス /
第十七章 労働銭ンコ制は吉里吉里国の基本理念でごぜーます /
第十八章 妾ァ誉れの吉里吉里綿吹き娘でごぜーます / 第十九章 冷凍人間ば起したのは何処のお節介焼ぎだべな /
第二十章 わし、冷凍睡眠中の世界医学哲学界の巨人なんだもんね /
第二十一章 恋さ心ば乱す者よりも黄金さ心ば乱す者の方が多いんだっちゃ /
第二十二章 貴方ァ第一回吉里吉里文学大賞の栄ある受賞者さ決まり申した。受げで貰えっぺがなス /
第二十三章 ヘリコプターの大群と蝗の大群と、どっちが怖いべがなス?/
第二十四章 独り立ちしたい者ァこの指さ止まれ /
第二十五章 何人もその思考さ対すて刑罰ば受ぐるごどなし、でガス /
第二十六章 タッチだ、タッチだ、誰が早ぐ俺の手さタッチして呉ろや /
第二十七章 古橋先生てば、化粧の仕方ば教えであげっぺが / 終章 古橋大統領様、其様な事ば喋っては駄目だ! /
参考:帯破れ等。小口・天・地、本文等に汚れ・ヤケ・破れ等あり。四六判。P834。940g。 ≪古本購入≫
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★終活のため処分しております。