ロバート・マンドル作☆ マンドリン型ブローチ☆1960年代ビンテージ
R.MANDLE Mandolin broach
Robert Mandle(ロバート・マンドル)制作の精巧かつゴージャスな造りのマンドリン型ブローチ
全体に高品質な鍍金仕上げで、ラインストーンと真珠貝で装飾されています。
実際のマンドリンのように金の弦が張られており、忠実精巧に制作されています。
バックにR.Mandleの銘が有ります。
サイズ 8×3.2cm
1960年頃制作のビンテージアクセサリー
未使用のようなきれいな状態で良好です。
Mandle Jewelry/マンドル・ジュエリー
Mandleのブランドの歴史は、1938年にドイツ移民のユーリー・マンドル(Urie Mandle)によって、ニューヨークで設立されたことに始まりました。
自社を設立する前、ユーリーは宝飾品会社に勤めており、豊富な経験を持っていました。
1920年代初頭アメリカに移住後、ユーリーはE. Cohn & Company (後に「Cohn and Rosenberger」へ改名) でセールスマンとしてスタートし、次に訪れたのは宝飾品会社のCoro(コロ)、1930年代半ばには同じく宝飾品会社のLisner(リスナー)へ転職しました。
彼の仕事は主に、地元のメーカーと協力してジュエリーのラインを立ち上げることでしたが、1938年になるとリスナーを去ることを決意し、ついに自身の宝飾品会社を設立しました。
ビジネスマンおよびデザイナーとしての彼の才能のおかげで、彼の自社は4年間で前例のない成功を収めました。 最大規模の店舗と提携することで、同社は業界でCoroに次ぐ最も有名な店舗の 1 つになりました。
その後、多くの美しいジュエリーを手がけた、彼の息子であるロバート・N・マンドルも、映画監督という高収入の仕事を辞めて家業に加わります。
第二次世界大戦中は物資不足のため、同社は活動を休止しましたが、軍隊から帰還後は彼も「URO Creations」に加わり、新たにデザイナーとしての道を歩み始めます。
中でも、Coroの代表的なデザイナーである Gene Verrecchiaの弟、Alfie Verrecchiaとの出会いは運命的なものになりました。
彼はロバートのために楽器マンドリンのブローチをデザインするのですが、これが後に彼が多く残した楽器ブローチ・全ラインの始まりとなるのです。
ロバート・マンドルは多大な経験を積んだ後、1957年に自社の「 R.Mandle」を設立。
1960年代から70年代には、バンジョー、イルカ、魚、雄鶏、角などのブローチのデザインに関する特許を登録しました。
また、1966年にロバートは当時の栄誉あるスワロフスキー・デザイン賞を受賞、1990年の退職までデザイナーとしての功績を残しました。