VHS版 デビル【字幕版】出演ハリソン・フォードブラッド・ピット 監督 アラン・J・パクラ
役者説明
『逃亡者』のハリソン・フォードと『セブン』のブラッド・ピットの2大スター競演によるサスペンス・アクション。監督は『ペリカン文書』のアラン・J・パクラ。
監督
アラン・J・パクラ
脚本
ケヴィン・ジャール
デヴィッド・アーロン・コーエン
ヴィンセント・パトリック
出演者
ハリソン・フォード
ブラッド・ピット
マーガレット・コリン
ルーベン・ブラデス
トリート・ウィリアムズ
ナターシャ・マケルホーン
デビルのネタバレあらすじ:起1
アイルランド紛争真っ只中の1970年代。当時まだ8歳のフランキー少年は、過激派組織IRAのシンパだった父が何者かに殺害されるのを目撃します。それから約20年後、成人したフランキー(ブラッド・ピット)はIRAの活動家となり、武力闘争に明け暮れていました。イギリス政府の要人や軍人、警察官などを次々と暗殺していったフランキーと仲間たちはSI5(英国秘密検査局)に追われ、殆どの仲間たちが命を失いました。辛くも逃げ延びたフランキーは偽造パスポートを使い、「ローリー・ディヴァニー」という偽名を名乗ってニューヨークに向かいます。目的は反撃のための武器と資金を手に入れることでした。
デビルのネタバレあらすじ:承2
ローリーは現地の協力者フィッツシモンズ判事(ジョージ・ハーン)の手引きで、ニューヨーク市警の定年間近の警官トム(ハリソン・フォード)の家に居候することになり、トムの家族から暖かい歓迎を受けます。ローリーは田舎の純朴な青年を演じ、トムの妻シェイラ(マーガレット・コリン)や娘たちと溶け込む一方、その裏では相棒ショーン(ポール・ローナン)と組んでアイルランドに武器を積んで渡航するための船を改修したり、裏社会の武器商人バーク(トリート・ウィリアムズ)と小型携帯用ミサイル購入の交渉を行ったりと暗躍していました。
デビルのネタバレあらすじ:転3
ローリーはIRA同志の妹メーガン(ナターシャ・マケルホーン)と出会い、恋に落ちます。一方、トムは相棒のディアス(ルーベン・ブレイズ)と巡回中に車強盗と遭遇、ディアスは丸腰の犯人を射殺します。ディアスを庇って虚偽の報告をしたトムは悩んで酒に溺れ、警察を辞める決意をします。その直後、トムの自宅に強盗が侵入、駆け付けたローリーもトムに加勢して強盗を撃退します。トムは自分の少ない金品に手をつけられた形跡がないのを不審に思います。実は、強盗はローリーから金だけをせしめようと企んだバークが雇ったもので、ショーンは人質に取られており、ローリーは金を要求されます。一方、トムはローリーの荒らされた部屋から隠された大金と拳銃を発見、ローリーは遂にトムに自らの正体を明かします。トムはディアスと共にローリーことフランキーを逮捕しますが、フランキーはディアスを射殺して逃走します。
感想
ブラッドピットの中でもベストに近い印象を持つ。演技がいいというよりこれは印象的な役だ。この幸薄いでも外見からは全くそう見えないであろうこの役柄にこのゴージャスなルックスのブラピが大ハマりな訳だ。
この頃の作品なので上映時間も2時間以内でローリーの深掘りは少し浅めなまま一気にクライマックスになるのだがここが深ければ完璧な映画になる。
でも全体としてもエディのエピソードといい秀逸でハリソンフォードも正にこの人のハマり役というようなマジメで頭の固いおじさんを演じる。
最後、生きて連れて帰ると女の子に約束し行き先を聞いた癖に守らないフォードおじさん。
そのやるせなさをちゃんと最後の台詞に彼も込めてくれつつ、ブラピの台詞にも彼の心の叫びが入っており、この辺りの消化が上手くされなかったのが批評家からの評判がイマイチなところなのだろうが自分としては登場人物に感情移入出来る名作なのである。
少しの欠点、隠してもっと評価されたい映画と改めて思いました。
IRAについて、もう少し問題意識をハッキリ説明して有れば良かった。革命テロ隊長と一般人とやりきれない関係ばかりが目立った。
色々考えさせられる映画でした。一見、好青年な彼が実は・・・というような展開で、途中残酷な場面(首が・・)もあり、気が抜けませんでした。ハリソン・フォードとブラッド・ピットやはり名優です。
ブラッド・ピットのアイルランド訛りは違和感もなく、不可能な過去を持ったアイルランドの青年を好演していました。しかし、正直あまり面白くはなかったですね。また、邦題の「デビル」は悪すぎますね。映画の内容と全く一致しませんし、逆に違うイメージの先入観を持ってしまいます。他の邦題候補はなかったのですかね。。。