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日本の戦前から戦後までの小額銭を15枚集結させました。
特に戦中のものを見ると、アジア大東亜戦争末期の物資不足の為、小銭でさえ、どんどん品位・材質が劣悪していくのが手に取るようにわかります。
★これまで、当方の出品した古銭は、かなり多くの教育関連の方々に落札して頂いております。戦争中の物資不足が貨幣鋳造にも影響していた好例として、教材にいかがでしょうか。
菊10銭アルミ貨:
昭和15年から昭和18年にかけて鋳造されました。品位はアルミ100%です。昭和15年鋳造開始時点での量目1.5グラムでしたが、昭和16年にまず1.2グラムへ、さらに昭和18年には1.0グラムへ順次減らされていきます。この一事だけを見ても、戦争による物資不足の為、鋳造原料を少しでも節約しようとする動きが分かります。
10銭錫貨:
昭和19年より鋳造が開始されました。品位は錫93%、亜鉛7%です。目量は2.4グラムなので、それなりに重量感はあります。昭和19年末となると、既にフィリピン戦線で日本陸海軍は、敗退しており、もはや戦争に勝機はどこにもありませんでした。
昭和20年になると、もはや戦争どころか国内の物資は払底しており、貨幣の鋳造でさえ、ままならない状態と化していました。この10銭錫貨の後は、10銭陶貨【昭和20年試鋳】を発行予定でしたが、未発行に終わりました。
小型5銭白銅貨:
大正9年から大正12年までと昭和7年に鋳造されています。
品位は銅75%、ニッケル25%です。目量は2.63グラムあります。
5銭アルミ貨:
昭和15年から昭和18年にかけて鋳造されました。品位はアルミ100%です。昭和15年鋳造開始時点での量目1.2グラムでしたが、昭和16年にまず1.0グラムへ、さらに昭和18年には0.8グラムへ順次減らされていきます。この辺りの事情は、上記の菊10銭アルミ貨と全く同じです。
桐1銭青銅貨:
大正5年から昭和13年【大正14年と大正15年(昭和元年)、昭和3年は鋳造されていません】にかけて鋳造されました。品位は銅95%、錫4%、亜鉛1%です。量目3.75グラムです。
カラス1銭黄銅貨:
昭和13年のみ鋳造されています。昭和13年内で、上記の桐1銭青銅貨から、このカラス1銭黄銅貨さらに下記のカラス1銭アルミ貨へと慌しい改鋳が行なわれました。銭の大きさならびに重さは、上記の桐1銭青銅貨と全く同じです。
品位は銅90%、亜鉛10%です。量目3.75グラムです。
カラス1銭アルミ貨:
昭和13年から昭和15年まで鋳造されました。デザインは、先のカラス1銭黄銅貨と同じで、銭の材質と大きさが変わっただけという、少し珍しいパターンです。
品位はアルミ100%です。量目0.9グラムです。
富士1銭アルミ貨:
昭和16年から昭和18年にかけて鋳造されました。品位はアルミ100%です。昭和16年鋳造開始時点での量目0.65グラムでしたが、昭和18年に0.55グラムへ減らされています。
1銭錫貨:
昭和19年から昭和20年にかけて鋳造されました。品位は錫50%、亜鉛50%です。量目1.30グラムです。
この1銭錫貨の後は、1銭陶貨【昭和20年試鋳】を発行予定でしたが、未発行に終わりました。
大型50銭黄銅:
昭和21年と昭和22年に鋳造されました。品位は銅60~70%、亜鉛40~30%です。目量は4.5グラムです。
小型50銭黄銅:
昭和22年と昭和23年に鋳造されました。品位は銅60~70%、亜鉛40~30%です。目量は2.8グラムです。
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状態はそれぞれですので画像にてご確認ください。
★入札後は、ノークレーム・ノーリターンとさせていただきます。
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★発送方法【送料】は定形外郵便【180円】のみとさせていただきます。
★ 振込み手数料は落札者様のご負担となります。
※他にもいろいろ出品しておりますので、興味のある方はご覧下さい!
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