◆キーボードやシンセサイザーを取り入れたライヴ・パフォーマンスを展開していた前作『SABOTAGE』に伴うワールド・ツアーを終えた彼らは、1976年夏、マイアミにある著名なスタジオ、Criteria Studiosで次なる作品のレコーディングを行っていた。それまでのライヴに取り入れてきた新たな要素はそのままアルバムのレコーディングへと引き継がれ、その結果生まれたのが、より様々なスタイルを網羅した作品『TECHNICAL ECSTASY』だ。この作品にはハードな「Back Street Kids」や「Rock 'n' Roll Doctor」、ファンキーな「All Moving Parts (Stand Still)」、プログレッシヴな「Gypsy」といった楽曲が収録されており、さらにサバスにとって初となるビル・ワードがヴォーカルを務める楽曲「It's Alright」も収録されている。