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●良い本に出会い、新たな知識を得られた時って嬉しいですよね。
読書百遍義自ら見る！

「★零の発見: 数学の生い立ち (岩波新書 赤版 49)吉田洋一(著)★」になります。

★数学入試を考えている受験生の方、読み物としていかがでしょうか。。。
数学の読み物としては不朽の名作なのではないでしょうか？

インドにおける零の発見は、人類文化史上に巨大な一歩をしるしたものといえる。
その事実および背景から説き起こし、エジプト、ギリシャ、ローマなどにおける
数を書き表わすためのさまざまな工夫。
ソロバンや計算尺の意義にもふれながら、数学と計算法の発達の跡をきわめて平明に語った。

数の世界への楽しい道案内書です★

ゼロがインドで発見されたことは有名ですが、古代エジプトやギリシャ、ローマには存在せず、
インド記数法がゼロを「計算数字」として導入した唯一の体系である点に驚かされます。

この違いが、後に数学や科学の発展に大きな影響を与えたことを、改めて実感しました。

そろばんの普及やコンピュータの数値認識にゼロがどのように関連しているかも述べられています。
無限小数や円周率πの概念についても解説しています。
●また、宗教の権威によって歪められることが少なかった数学が、
他の学問と異なる独自の進化を遂げたことが強調されています。

小数が16世紀に登場した一方で、分数は古代エジプトやギリシャでも使用されていたこと、
そしてユークリッド幾何学が数学の基礎としてどれほど重要な役割を果たしているかも言及されており、
これまで接点の少なかった分野への理解が大いに深まりました。

●ピタゴラスが数学を宗教的な人生のための研究と捉えていた点も興味深く、
数学が単なる数式の集まりではなく、人間の精神的な追求の一環であったことが伝わってきます。

全体を通して、ゼロという一見単純な概念が、
歴史的にも学問的にもどれほど深い意味を持つかを改めて感じさせられる一冊です。

●前オーナー様のシャチハタハンコがあるため入札の際はご留意願います。
●ネット社会のこの世の中、だんだん少なくなっていく本なのでしょうか。。。

●少し昔の絶版の本でしょうか、、、
●簡単な本を何度もくり返し読んで、長期的に学力向上に役立ててください！

ｐ。１８１ページ
定価：７００円
２００７年１０月５日第１００刷！！？←ベストセラー

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