
自宅保管の品です。中身は大変美品ですが古いものですので、表紙など若干の経年変化はございます。ご理解頂ける方にご検討をお願い申し上げます。
本橋 信宏
全裸監督 村西とおる伝
人生、死んでしまいたいときには下を見ろ! おれがいる。前科7犯。借金50億。米国司法当局から懲役370年求刑。奇跡の男か、稀代の大ボラ吹きか。“AVの帝王”と呼ばれた裸の男の半生(ノンフィクション)。
日本経済に必要なのは、村西とおるが手放さない生への希望である。
4人―太平洋戦争における村西とおるの親族の戦死者数
1万7000円―「どん底」初任給
1億円―村西とおるが部下たちと台湾で2週間豪遊したときの総額
600万円―村西とおるが毎月警視庁刑事たちに渡していた工作資金
180円―『スクランブル』の定価
1万4000円―保釈された村西とおるのポケットに入っていた全財産
10点―『ビデオ・ザ・ワールド』誌上の新作批評に掲載された『淫らにさせて』(主演・森田美樹・1985年制作)の100点満点の総合点数
1位―『ビデオ・ザ・ワールド』1985年度ベスト10に選ばれた村西とおる監督作品『恥辱の女』の順位
4本―『SMぽいの好き』で主演・黒木香が陰部に挿入した指の本数
370年―村西とおるが米国司法当局から求刑された懲役年数
16歳―村西とおるが撮った主演女優の実年齢
∞―村西とおるが保証した清水大敬組の制作費
50億円―村西とおるが個人で負った借金の総額
8000万円―村西とおるの眼球毛細血管が破裂して血の涙を流して借りた金
4枚―村西とおるの息子がお受験で使った画用紙の枚数
21歳―村西とおるが男優として復活したときの相手役、野々宮りんの年齢
14億人―村西とおるが新たな市場として狙う中国の総人口
68歳―この書が刊行されるときの村西とおるの年齢
レビューより
あまりにも自由。あまりにもパワフル。当時を生きていたヒトなら焼き付いている強烈な「名言」、女優や男優の「名前」が懐かしくノスタルジックです。まともな優等生なら絶対に入ってこない性の業界。そこで起きた革命とも言える、数々の出来事が、間近で直視していた著者によって語られています。当時の荒々しい息遣いが聞こえるような、そして、現場の匂いが滲み出てくるような文章がてんこ盛りです。
笑いあり、借金取りに殺されかけたりと
波乱の人生に立ち向かう姿勢に勇気をもらえます。