米軍実物、アルミジッパー仕様のM-65パーカーとコヨーテファーフード、ライナーのセット。
それぞれに通常程度の使用感がありますが目立つダメージや汚れ、色焼け、パーツの欠損は無く、着用には問題の無い良品です。
ダメージや汚れは小さなものや目立たないものばかりですが目に付いたものはほぼ全て写真に掲載しました。
パーカーはケアインストラクションラベルの右辺と下辺にステッチの抜けと左前合わせの第二ドットボタンの上辺りに半透明な汚れ、左袖の肩付近に点状の薄い汚れ、裏地側のコードトンネルと左ポケットフラップ横に微細な綻びがあります。
ジッパー差し込み側のテープ端部の綻びやイラスティックテープと裾のイラスティックコードの伸び、パーカーとフードのコード端部のプラスティックキャップの割れやひびはありません。
フードは白いレザーパーツが付いた初期のコヨーテファーフードで赤みを帯びた印象的なファーです。
元々が異なる採取部位の毛皮を縫い合わせて繋いである為、上部と右上部辺りの毛足が短めですが抜けはありません。
ケアインストラクションラベルの下辺にステッチの抜けとブリムのワイヤートンネルに微細な三ヶ所の綻びがあります。
ワイヤーの曲げ具合は少なく、パーカーとフードの色合いもほぼ合っています。
ライナーは初期のクロスステッチライナーと同様に袖口のボタンタブがナイロン製のタイプで左前合わせの第二ボタンホール横(パーカーに取り付けた時に表からは見えなくなる側)に火の粉で空いたと思われる小穴が二ヶ所とライナーの端部にステッチの抜けがある以外はダメージや汚れはありません。
また、生地全体の色調が同一です。
70年代初め頃までのパーカーはハンガーループや裾のイラスティックコードのトンネルを折り返し縫いではなくパーカーと共布の別パーツを使って作成。
特にアルミジッパー仕様の68年~71年製ではスナップボタンの開閉やフードの取り付けで生地に負担の掛かる両前合わせの裏側と襟の内側に厚地の補強材を入れ、イラスティックコードのトンネル開口部の補強やM-51パーカー用ライナーを取り付ける為のボタンなど、製造工程が徐々に簡略化されていく以降のパーカーと比べて細部が丁寧に処理されています。
表記サイズはパーカーとライナーがX-SMALL、フードはパーカーの全サイズで共通のユニバーサルサイズ。
パーカーの実寸で肩幅54cm、身幅59cm、着丈103cm、袖丈62cm(素人採寸につき、若干の誤差はご容赦下さい)。
古着や放出品等にご理解のある方でお願い致します。
PARKA, MAN'S, M-65
DSA100-68-C-0612
MASON & HUGHES, INC.
LINER, PARKA, MAN'S, NYLON QUILTED, OG-106
DSA100-70-C-2075
GIBRALTAR FABRICS, INC.
HOOD, WINTER, COTTON WARP AND NYLON FILLING OXFORD, OG 107, UNIVERSAL SIZE
DSA100-2630
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