【 極上シャンベルタン級 】
ブルゴーニュの伝説年1996年や1990年を超えるほどのグレート・ヴィンテージ2001年。
完全無欠のポテンシャルを秘める超秀逸年です。
濃密で深く引き締まったこのピノノワールの熟成ポテンシャルは計り知れず、
『極上のシャンベルタン級』と言われます。
『肉感的で華やかな香り』『開放的でエレガント』『洗練の極み』
とも言える完全無欠のグラン・クリュの出品です。
ブルゴーニュを1から学びたい方にとっても、クロ・サン・ドニは的を外す心配の全くない選択肢です。
クロ・サン・ドニCLOS SAINT DENISの名前の由来は、3世紀のパリの司教ディオニュシウス(別名聖ドニ、またはサン・ドニ)からきています。
畑の総面積は、僅かに6.62ha。
当地モレ・サン・ドニ村は、ジュヴレ・シャンベルタンとシャンボール・ミュジニーに挟まれた人口わずか700人ほどの小さな村。
南北に僅か1.2kmしかない小さな村ですが、この小さな村に5つの特級畑と20の一級畑を擁し、
総面積の50%以上を特級と一級が占める超優良エリアです。
この数字は、聖地ヴォーヌ・ロマネ村をも完全に凌駕します。
この「クロ・サン・ドニ」を筆頭に、「クロ・ド・ラ・ロシュ」「クロ・デ・ランブレイ」「クロ・ド・タール」と、
4つの特級畑の名に「クロ(壁で囲まれた畑)」と付くことが、古くから存在した由緒ある畑であることを証明します。
1970年代にはポンソやデュジャックにより世界的に評価が上がり、
近年は、スター醸造家の出現によりここ30年間で最も注目を浴びる村です。
『ブルゴーニュの神様アンリ・ジャイエに匹敵する』
と言わしめた伝説的なドメーヌ「シャルル・ノエラ」。
不運にも1988年にラルー・ビーズ・ルロワ(マダム・ルロワ)に売却され、その輝かしい歴史に一旦幕が下りました。
その偉大さや、傑出したワインの存在感は心に残り、震える体験を何度かしていますが、
もう造られていないのですから、世に出回る古酒のストックは減る一方。
伝説と化し、近年はもうボトル自体をほとんど見かけなくなって来ていました。
数年前でもリシュブール・グラン・クリュは、20万円以上したと記憶します。
わずかに存在したが1本20~40万円はする、
その幻のお宝ワインを通じて後世に伝えられてきた偉大なノエラの歴史がいよいよ終わろうとしていた時、
実孫である「ステファン・モロー」が立ち上がってくれました。
自身のルーツであるドメーヌ・シャルル・ノエラがルロワに破格の値段で売却され、消滅してしまったことを口惜しく思い、
なんとか現代にその名声を復興できないかと模索。
紆余曲折を経て、ラベルデザインも当時のままに、現代に見事大復活を遂げたのです。
シャルル・ノエラという偉大な家系の恩恵によるネットワークと、ブルゴーニュNO.1クルティエ(ワインの仲買人)
と呼ばれた父がいたことから、すばらしい古酒の数々の発掘に成功。
古酒愛好家の垂涎の的となっています。
広大な情報網を持つノエラのブランドは、その発掘力が群を抜いており、ブルゴーニュでは絶大な信頼を得ています。
元クルティエならではのネットワークを最大限に活かして、
古き良きブルゴーニュの有力生産者の蔵に眠っているオールド・ヴィンテージのボトル買いも行っています。
その膨大なストックと品質の高さはブルゴーニュでも特に有名で、
ルイ・ラトゥール、ジョゼフ・ドルーアンやアルベール・ビショーなどの優良ネゴシアンもこぞって買い付けに来るほどです。
名門シャルル・ノエラの希少古酒のなかでも、コンディションも抜群によい優良古酒です。
熟成によって花開く、グラン・クリュの23年熟成は、投資対象としても存在を発揮してくれます。
クロ・サン・ドニの神髄とも言える、力強いストラクチャーとフィネスを兼備した見事な味わいが存分にお楽しみいただけます。