【 マーラベッセ推奨品 】
状態の良い熟成ボルドーをお探しの方には、必見の
マーラベッセ推奨の間違いのない1本です。
女王の「シャトー・マルゴー」
ともまた違った輝きを放ち、
常に飲み手を魅了して止まないシャトー「パルメ」。
独特の香り高いブーケ、複雑で妖艶なアロマ、そして滑らかなテクスチュア。
マルゴーらしい香り高さや華やかさの中に、ポムロルのような豊かさや肉付きのよさを纏っています。
その確かなクオリティにより、
いわゆるスーパー・セカンドと呼ばれるワイン群の最上位と位置付けられます。
マルゴーのアペラシオンの中で、
ライバルはシャトー・マルゴーだけ。
マルゴーのイッサン村の中、ジロンド川の河口を見下ろす砂利質の土壌に、シャトー・パルメが所有する伝説的な66haの畑があります。
遡ること1814年、イギリスのチャールズ・パーマー将軍がドメーヌドガスクを購入。
早速自身の名前のフランス語読みである「パルメ」をワイナリーの名称に冠して以降、「シャトー・パルメ」と呼ばれる事になりました。
パーマー将軍は、ワインの品質を向上させるとともに、彼自身の政治的なコネクションを用いて、ワインの輸出を試みます。
ワイン好きとして有名であったイギリス王ジョージ4世が、お気に入りのワインとして愛飲していたのがシャトー・パルメです。
シャトー・パルメの名声は、フランスのみならずイギリスにまで轟きわたる事になりました。
残念ながら、将軍は経済的な理由でシャトーを失い、投資家のペレール家を経て、
マーラ・ベッセ家とシシェル家が、大株主として現在に至るまでシャトーを管理しています。
こうして、
オランダ出身のマーラベッセ家と
イギリス出身のシシェル家にちなんで
現在シャトーにはフランスに加えて、オランダとイギリスの国旗が掲げられるようになりました。
今回の1本は、既に32年の時を迎えて、その複雑で妖艶なアロマ、滑らかなテクスチュア、
マルゴーらしい香り高さ、ポムロルのような豊かさを、体感できるタイミングに来ています。
ワイン好きの豆知識ですが、
マーラベッセ家はワイン好きの間ではよく知られたワイン商。
『オールド・ヴィンテージなら迷わずマーラベッセものを』と言われるほど、
ヴィンテージワインに精通しています。
ボトルにマーラベッセ(Mahler Besse)の名が貼付されているのが、その証。
状態の良い熟成ワインをお探しなら、間違いのない1本です。
ぜひ女王マルゴーとはまた違う輝きに魅了されてください。