宮田三郎（みやた さぶろう、1924年 - 2013年）は、日本の木版画家であり、長野県北安曇郡美麻村（現：大町市）出身です。
彼は日本の美しい自然や風土を愛し、特に昭和の風景を後世に伝えるため、多くの作品を制作しました。
略歴
1924年: 長野県北安曇郡美麻村に生まれる。
1947年: 長野師範学校（現：信州大学教育学部）を卒業し、教職に就くも、後に病気のため退職。
1957年: 版画教材（エッチングボード・カラーボード）を発明し、世界の美術教育者会議で紹介される。
1970年代: 日本各地の風景を題材に、「日本の風景」全十二集や「続信州」などの版画集を制作。
1983年～1984年: 自身の作品をまとめた『宮田三郎木版画全集』全5巻を限定出版。
1984年: 日本政府より紺綬褒章を受章。
2013年: 逝去。
作風と評価
宮田の作品は、線ではなく面で描かれ、影を用いない平坦で素朴な表現が特徴とされています。
彼の作品は、失われつつある日本の原風景を温かみのある色彩と画風で描き、多くの人々に郷愁を呼び起こします。
主な活動と展示
宮田の作品は、全国各地の美術館で展示されており、特に信州地域での展覧会が多く開催されています。
彼の作品は、松本市美術館などに所蔵されています。
また、佐久穂町生涯学習館「花の郷・茂来館」では、宮田の木版画が常設展示されています。
宮田三郎の作品は、昭和の風景や日本の自然美を伝える貴重な文化遺産として、多くの人々に愛されています。
額寸法★約44×37
作品寸法★約21×16
・ガラス板が付属しています。
・額に少しキズがあります。
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